新潮文庫<br> 泳ぐ者

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新潮文庫
泳ぐ者

  • 青山 文平【著】
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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101200941
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

離縁して三年半もたつのに、なぜ 元妻は元夫を刺したのか。事件の 「なぜ」を追う徒目付、片岡直人 は真相を確信するが、最悪の事態 が起きる。そんな折、奇妙な噂が 耳に入る。毎日決まった時刻に大 川を泳ぐ男がいるというのだ……。 違和感の向こうに見えてくる狂お しい人生と、封印された秘密。心 に「鬼」を抱えて生きてきた男と 女が、最期に見せた真実とは。江 戸の人々の翳(かげ)を鮮やかに描く傑作。

内容説明

離縁して三年半もたつのに、なぜ元妻は元夫を刺したのか。事件の「なぜ」を追う従目付、片岡直人は真相を確信するが、最悪の事態が起きる。そんな折、奇妙な噂が耳に入る。毎日決まった時刻に大川を泳ぐ男がいるというのだ…。違和感の向こうに見えてくる狂おしい人生と、封印された秘密。心に「鬼」を抱えて生きてきた男と女が、最期に見せた真実とは。江戸の人々の翳を鮮やかに描く傑作。

著者等紹介

青山文平[アオヤマブンペイ]
1948(昭和23)年、神奈川県生れ。早稲田大学政治経済学部卒業。経済関係の出版社に18年勤務したのち、フリーライターとなる。2011(平成23)年、『白樫の樹の下で』で松本清張賞を受賞しデビュー。’15年、『鬼はもとより』で大藪春彦賞、’16年、『つまをめとらば』で直木賞を受賞。’22(令和4)年、『底惚れ』で中央公論文芸賞、柴田錬三郎賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふじさん

82
片岡直人と内藤雅之のコンビで、何故を追う。扱う一つ目は、病を得て致死した勘定組頭の藤尾信久が離縁した元妻・菊枝に殺められる。なかなか菊枝という人物像が見えてこないが、最後の最後、見えていた世界が反転する。菊枝と信久の心の行き違いが辛い。二つ目は、寒い時季の大川を、不得手な泳ぎで渡る蓑吉の物語で、思いがけない因果が潜んでいた。蓑吉の笑顔に胸が痛んだ。二つの事件の顛末は、謎解きの過程の凄さもさることのがら、容易に解けない人間のどうにもならない苛立ちが描かれている。江戸の人々の翳りを鮮やかに描いた傑作。 2025/07/18

大阪魂

44
江戸後期の徒目付・片岡直人のホワイダニットミステリー第2弾!今度は長編!前作「半席」を解説読むまで忘れてしもてたんやけどこの本だけでも面白かった!病気で死ぬ間際の夫を妻・菊枝がなぜ殺したんかの謎、溺れかけながら毎日川を泳いでた蓑吉が侍に殺されたときなんで笑ってたんかの謎、この2つの謎を直人が愚直にあちこち聞き込みまくることで解き明かしてく!菊枝が蓑吉が抱えてた鬼、最後の謎解きでほんますっと腹に落ちた気した…上司・内藤と語る対ロシアの海防面での裏読みも腑に落ちたし、さすが青山さん深いなあって感動!続編ぜひ!2024/05/26

アオイトリ

30
半席が面白かったので続編を)旗本の行状を探ったり、奉行所などをまわり、事件の真相を探索する徒目付。洞察に優れた若い目付と経験豊かで人情深い年長者との交流は、読み応えがあります。いやもう、カラッとして男前の江戸弁はカッコ良すぎます笑。江戸の風物とグルメのトリビアも満載。いくら聡明でも、論理的思考の若者に女性心理の機微は謎。ましてや長年連れ添った夫婦のあいだは複雑怪奇ですよ。一方で、離散した百姓の子供たちの悲劇には胸が詰まりました。ただもう、切ない。ちょっと硬い思索型のミステリが好きならオススメ。2023/11/19

hippos

20
非常に哲学的。直人の生き方は求道者の如くであって息苦しいとさえ感じる。直人の生きる時代の空気が本当のところで実感できるはずもないが、海の向こうからヒタヒタと迫り来る不安が当時の人の心にも影を落としたということなのだろう。 二つの事件と世相が絡み合った話は複雑で、重苦しい。 時折、挟み込まれた食の描写が救いだった。2024/11/24

ぷにすけ

18
前作「半席」が良かったので期待しておりましたが、いささか私には難しい言葉の連発と諸外国から開国を迫られていた、当時の日本の事情が延々と続き、問題の事件解決とどうつながるのかとやきもきしてしまいました。本のタイトルの意味は後半になってわかるのですが、解き明かした「なぜ」の理由も、わたし的にはやや消化不良でしたが、主人公の親友ともいえる「源内」はあいかわらず良い味を出していました。2023/12/29

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