新潮文庫<br> 鬼門の将軍 平将門

電子版価格
¥649
  • 電書あり

新潮文庫
鬼門の将軍 平将門

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 320p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101200743
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

触れた者は呪われ、不審死も相次いだという東京・大手町の将門の首塚。GHQも怖れたその塚が壊され、男の生首が転がった。一方、京都・宇治川には首なし死体が。将門の首が宙を飛んだという伝説の再現なのか。事件の謎ときは、歴史の謎へと連関し、成田山新勝寺や神田明神の常識を覆す推理の連打で、隠された解に到達する。伝説の真相を鮮やかに見抜く歴史ミステリー。

著者等紹介

高田崇史[タカダタカフミ]
1958(昭和33)年東京都生れ。明治薬科大学卒。’98(平成10)年『QED百人一首の呪』でメフィスト賞を受賞し、作家デビュー。数々の作品にて、独自の歴史、宗教的考察を展開しミステリ界の注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hnzwd

33
三大怨霊の一人に数えられる平将門が、何故怨霊と言われるようになったのか、に迫りながら、現在の事件の謎も解く。といういつもの展開。ある時期から、一気に評価が切り替わってる、ってのは確かに作為的なものを感じますねー。QEDのスピンオフ的な一作でしょうか。2020/06/20

だまし売りNo

31
平将門の怨霊の謎を解く。2022/10/24

ま~くん

19
平将門と言えば日本人ならその名前を一度位は聞いたことがある平安時代の武士。現代では日本三代怨霊の一人に数えられている。その将門伝説になぞらえた猟奇殺人が京都と東京で発生。事件を紐解く過程で将門の真の姿が明らかにされていく。頭を空っぽにして深〜く考えずに読める1冊。高田先生作品の良い所です。歴史好きにはお勧め、熱い推理モノに期待する方は物足らないかも。レビューを書いてる時に突然、スマホが固まった時は「こ、これはまさか将門の!?」とビビってしまいました。今度、貴船神社に行く時は周辺を見る目が変わりそうです。2020/07/20

紅香@新刊購入まで積読消化あと3冊⭐︎

18
今現在何気なく伝わっている断片的なことは過去の僻みが残ったものかもしれない。そう思うと良いことの方が残りにくい世の中なのかも。。今回は将門怨霊になぞらえた殺人事件から将門がいつから怨霊になってしまったかを掘り下げている。源氏か平氏か、はたまた関ヶ原の戦いで勝者か敗者か、朝廷側か幕府側かで扱いが随分変化する。それをいつまでも引きずって囚われずにはいられない人間の本質にいつも行き着く。何かの法則のように。ただの過去の歴史ではない。今もその線上にいるのだと言葉の端々に浮かばれない暗号を秘めて。2023/08/08

fseigojp

13
将門が祟りになったのは明治以後だった2020/08/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/15950774
  • ご注意事項