出版社内容情報
ある日、逢坂剛氏のもとに奇妙な宅配便が届いた。中身は旧式のフロッピディスク。添付の手紙にはフロッピ内の原稿を読んでほしいとあった。差出人は〈本間鋭太〉なる人物で、タイトルは「鏡影劇場」。物語は、マドリードの古書店から始まっていた……。謎だらけの古文書、十九世紀の異端作家ホフマンにまつわる秘密。東京で進む解読は、予想外の事態を出来させ、謎はいっそう深まっていく。
内容説明
ある日、逢坂剛氏のもとに奇妙な宅配便が届いた。中身は旧式のフロッピディスク。添付の手紙にはフロッピ内の原稿を読んでほしいとあった。差出人は“本間鋭太”なる人物で、タイトルは「鏡影劇場」。物語は、マドリードの古書店から始まっていた…。謎だらけの古文書、十九世紀の異端作家ホフマンにまつわる秘密。東京で進む解読は、予想外の事態を出来させ、謎はいっそう深まっていく。
著者等紹介
逢坂剛[オウサカゴウ]
1943(昭和18)年、東京生れ。中央大学法学部卒。’66年博報堂に入社。’80年「暗殺者グラナダに死す」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。’87年『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。’97(平成9)年6月に博報堂を退職、作家業に専念する。2014年、日本ミステリー文学大賞受賞。’15年、『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を、’20(令和2)年には毎日芸術賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ton
3
何となく手に取った上下巻。 読み始めてみたら、ホフマンもドイツ文学も全くと言っていいほど知らないから、これは長期戦になるかなーと思ったのだけど、登場人物たちがクセ強めで何かありそうで、古文書を読み解く内容よりも気になってどんどん読んでしまう。 あと、内容とは全く関係ないけど、沙帆がドイツ文学の教えを受けた師の本間に対して「お原稿」と言うのにどうしても引っ掛かるというか笑ってしまう。 自分が馴染んでいないだけで、業界(?)では当たり前なのかもしれないけど。2023/06/11
たこ
2
2023年3月1日発行。作中作とは少し苦手かと思いきや、短いスパンで規則的に切り替わる場面描写が、ぐいぐい読ませる。下巻でどう着地させるのか。沙帆の、人の仕草に対する細かい反応がもの凄くいいアクセントになっていると思う。2024/01/25
shonborism
2
すごいボリュームの歴史ミステリ。入れ子構造になっていて複雑だが、ホフマンの時代と現代とでそれぞれ一悶着ありそう。上巻を読む限り、着地点は全く見えない。2023/04/27
tmbb6
0
★★★☆☆2024/01/14
cha○
0
下巻へ2023/06/03