出版社内容情報
ヴェルレーヌ、ボードレール、マラルメ、ブラウニング……。清新なフランス近代詩を紹介して、日本の詩壇に根本的革命をもたらした上田敏は、藤村、晩翠ら当時の新体詩にあきたらず、「一世の文芸を指導せん」との抱負に発して、至難な西欧近代詩の翻訳にたずさわり、かずかずの名訳を遺した。本書は、その高雅な詩語をもって、独立した創作とも見られる訳詩集である。
内容説明
ヴェルレーヌ、ボードレール、マラルメ、ブラウニング…。清新なフランス近代詩を紹介して、日本の詩檀に根本的革命をもたらした上田敏は、藤村、晩翠ら当時の新体詩にあきたらず、「一世の文芸を指導せん」との抱負に発して、至難な西欧近代詩の翻訳にたずさわり、かずかずの名訳を遺した。本書は、その高雅な詩語をもって、独立した創作とも見られる訳詩集である。
目次
燕の歌(ガブリエル・ダンヌンチオ)
声曲(ガブリエル・ダンヌンチオ)
真昼(ルコント・ドゥ・リイル)
大饑餓(ルコント・ドゥ・リイル)
象(ルコント・ドゥ・リイル)
珊瑚礁(ホセ・マリヤ・デ・エレディヤ)
床(ホセ・マリヤ・デ・エレディヤ)
出征(ホセ・マリヤ・デ・エレディヤ)
夢(シュリ・プリュドン)
信天翁(シャルル・ボドレエル)〔ほか〕
著者等紹介
上田敏[ウエダビン]
1874‐1916。1874(明治7)年生れ。東京大学英文科に学び、小泉八雲らに師事。モーパッサン、ツルゲーネフらの翻訳を収めた美文集『みをつくし』を刊行後、1903年夏目漱石と共に東大講師となる。フランス象徴派・高踏派の訳詩を発表、’05年にそれらをまとめ序を付した訳詩集『海潮音』を刊行する。森鴎外、永井荷風、北原白秋らと交遊し、詩作、翻訳、評論等に活躍した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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