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新潮文庫
利家とまつ〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 446p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101193229
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

33歳で前田家の家督を継いだ利家は、信長旗下の将として石山本願寺、武田騎馬軍団など手ごわい敵を次々下す。本能寺の変、賎ヶ岳の戦と激動は続き、世の中の動きを一瞬読み間違えば前田家の将来はない。戦国から桃山への難しい世渡りを、利家とまつは力を合わせて生き抜いてゆく。賢いまつは、秀吉をして本当の天下人はまつだと言わせたほどだった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

myoko

12
「文句を言ったところで、何が貰えるわけでもない。男は泣きながら働くのだ。そういう男の姿、じっと我慢している姿こそ美しいのだ。」 男としてこういう生き方に憧れます。そして、「自分を一番大切に思ってくれる人の言葉は仏の言葉と一緒であるから、わしはまつを仏と思い信心するのだ」 こういう夫婦関係を築きたいと思いました。後半、秀吉の天下になってからの内容が薄かったのが残念でした。2010/12/20

フルケン

10
本能寺の変の後、跡目争いでのし上がっていく秀吉。同僚が天下人になる様を横目で見ながら、利家とまつは、微妙な舵取りをしつつ、前田家を天下のナンバー2まで押し上げる。それにしても、利家目線で見る秀吉のなんと憎たらしいこと…。前田家の為とはいえ、かつての仲間を天下人として称え忠誠を誓うのは並大抵の事ではないであろう。それが出来なかった佐々蔵之介の非業の死を見るにつけ、利家の精神の強靭さに頭が下がる。最後に家康を討たず天下を取らなかった姿は、利に走らない利家らしくとても美しい。大河ドラマの再放送やらないかなぁ。2021/04/11

がんこちゃん

4
なんだかんだ楽しく読了しました。最後は涙も。利家とまつが力を合わせて戦乱の世を生き抜く。笑いもありでよかった。私がこのまつだったらおねとは仲良くしたくないなぁ笑でも見習わねば、ね。2015/03/03

S.Y

1
司馬遼太郎の様な厚みはないが、歴史の入門書とすれば悪くないのではないか。 75点

ぱん

0
戦国時代という荒波をまつと二人で乗り切ってく様がカッコいい!ライバルであり、親友でもある秀吉がどんどん出世して思うこともあっただろうけどぐれずに自分の仕事を必死でこなしてくのはなかなか出来るものじゃないなと思いました。こんなカッコいい生き方をしたいなって思います。また最後まつが「一所懸命生きてまいりました。」と言うところ、本当に必死で生きてきたからこそ出る言葉であってすごい重みがありました。辛い期間でも振り返ってみると幸せだと思えるように今を精一杯生きたいです。2012/06/19

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