内容説明
平成5年、54歳で急逝した著者は、古今の芸能に通じた評論家として知られ、新聞雑誌のスクラップを怠らなかった。その膨大な資料を駆使して書いたのが本書。俳優、噺家、漫才師、歌手など、総勢三百人以上の芸人を登場させ、彼らの死にまつわるエピソードを、巧みな構成で配列した。爆笑を誘う往生際の名セリフ、ドラマを見るような美しい大往生など、芸人の凄さが実感できる傑作。
目次
第1章 芸人
第2章 孤独
第3章 死亡記事
第4章 自殺
第5章 変死
第6章 葬式
著者等紹介
桑原稲敏[クワハライエトシ]
1939‐1993。新潟県生れ。明治大学文学部で演劇学を専攻。卒業後、新聞・雑誌記者を経て、芸能評論家・ドキュメント作家として活躍する。’93(平成5)年12月29日に、髄膜脳炎のため死去。54歳
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。