内容説明
異性にモテる!それは「脳」にとっても至上の課題なのだ―。気鋭の脳科学者サワグチ氏が、モテるオトコ(オンナ)になるために「脳」が着々と進めている戦略を解き明かす。持ち主のヒトも気付かぬその高等戦術に、聞き手のアガワ氏もびっくり。逆手にとって、モテるオンナへの変身を画策するが…。さらにサワグチ流「賢い脳の育て方」など、読んで得するトピックが満載の絶妙対談集。
目次
1章 脳はいかにして進化したか
2章 脳の基本的構造
3章 脳と体の意外な関係
4章 異性にモテる遺伝子学的理由
5章 頭がいいってどういうこと?
6章 男と女の知られざる戦略
7章 遺伝子の本当の目的
8章 「脳」を育てる
著者等紹介
沢口俊之[サワグチトシユキ]
1959(昭和34)年東京生れ。北海道大学理学部卒。京都大学大学院理学研究科修了。エール大学医学部を経て、北大大学院医学研究科高次脳機能学分野教授。専門は認知脳科学、霊長類学で、思考や自我のベースであるワーキングメモリに照準し、前頭連合野を中心に研究
阿川佐和子[アガワサワコ]
1953(昭和28)年東京生れ。慶応義塾大学卒。報道番組のキャスターを務めたのちに渡米。帰国後、エッセイスト、インタビュアー、小説家として活躍。’99(平成11)年『ああ言えばこう食う』(檀ふみとの共著)で講談社エッセイ賞を、2000年には『ウメ子』で坪田譲治文学賞を受賞
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感想・レビュー
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コウメ
56
「ノート」/男は傾向的に過去を大事にする、過去の栄光と延々と自慢する実績や過去の女など、女はいったん見切りをつけると翌日からケロッと冷たい割り切る。男は逆。/女性は過去は関係なくて今の子どもどうやって育てていくかを考えてる(男も育てられているのか〜(笑))。男性は、今付き合った女が自分の子どもを産んでいるかもしれないと思って過去の女が気がなる。(アホか)いつまでも過去の女の写真を持っている(軽く同意!)しかも男は今付き合ってる女性の過去にもこだわる男性が恐れるは女が自分以外の遺伝子を持って子ども宿した2019/09/23
yomineko@ヴィタリにゃん
55
脳科学者・澤口先生曰く「女性で需要があるのは20代前半あるいは23歳から27歳まで」との余りの発言に阿川さんが対抗!!!頑張れ、阿川さん!!!面白かったです。2021/02/19
眠たい治療家
50
『ホンマでっか!?TV』でお馴染みの脳科学者・澤口俊之氏と才女・阿川佐和子氏の脳にまつわる対談集。茂木健一郎氏の脳科学とは全く違う視点で脳の進化を解説。内容的には脳の話だけでなく、人類の進化過程での脳の発達や、異性間で行われる人類のモテタイ戦略を解説。概ね遺伝子学的理由づけでまとめてしまっていたりするけど、フェロモンや男性ホルモンの話などもあって、いろいろと楽しめる。また「免疫力が強いと男はモテル!」や「若返りの秘薬ホルモン」といった奇抜なトピックで「ホンマでっか!?」な話が多く、話題作りにはかなりいい。2011/08/08
退院した雨巫女。
12
《私‐図書館》佐和子さんは、インタビュアーとしては、最高。澤口先生、口悪い2011/12/15
シラヌイ
4
アガワさんが脳科学者へインタビューした対談集。茂木健一郎系かと思いきや内容は竹内久美子だった、みたいな…いやでも男の本能女の本能ってたしかに正直だよなーということがいくつか。「幸福感は、男女間の持続的な結びつきを維持するために出てくるもの」「人類の歴史が連綿と続いてきたように見えますが、実はごく一部の人の遺伝子しか伝わらない。残るのはいつも、結婚や子育てに幸せを感じる人の遺伝子」ほー!!!2009/08/22