新潮文庫<br> ローマ人の物語〈42〉ローマ世界の終焉〈中〉

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ローマ人の物語〈42〉ローマ世界の終焉〈中〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 208p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101181929
  • NDC分類 232
  • Cコード C0122

内容説明

屈辱的な首都の劫掠の後、帝国の本国たるイタリア半島には一時的な平和が訪れた。ガリアでの地歩を固めたい蛮族が共食い状態になったためだ。しかし、ホノリウスが長い治世を無為に過ごして死んだのち、権力は皇女や軍司令官らの手を転々と渡り、二年にもわたる内戦状態にさえ陥った。そして運命の四七六年、皇帝が蛮族に手によって廃位され、西ローマ帝国は偉大なる終わりの瞬間をもつこともなく、滅亡の時を迎えることになった―。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

456
とうとうローマ帝国は滅亡の時を迎える。それにしても、最後の皇帝の名前がロムルス・アウグストゥスとは、冗談にしても出来過ぎているほどにシニカルである。帝国の滅亡は紀元476年の9月のいつかであるらしい。なんとなく消滅してしまったので、誰にも正確な日を告げることができないのだとか。カルタゴの壮烈なまでの最期と比べると、あまりにも寂しい終末ではないか。「滅びの美学」などは、およそどこにもない。誰に看取られるのでもなく、ひっそりと消えて行った。いや、あるいはそれこそがローマらしい最期であったのか。2020/12/17

ケイ

93
スティリコ処刑後、蛮族に荒らされるが、武将コンスタンティウスによって小康を得るも、彼は早く死ぬ。彼の息子が二年後に後を継ぐがまだ4歳。その母で前皇帝の妹が後見者として力を持つ。彼女がアフリカを任せた将軍の裏切りでガリアけのヴァンダル族のゲンセリックが、北アフリカを掌握。451年、アッテイラ率いるフン族が北イタリアに進攻したが、司教レオの説得で引き上げる。467年、東西ローマが協同してヴァンダル排除に挑むが失敗、東は西を見放す。476年少年皇帝ロムルス退位後は誰も皇帝になるものがないまま西ローマ帝国滅亡。2014/12/14

優希

76
遂に西ローマが滅亡の時を迎えます。転々とする権力、陥る内戦状態。遂には蛮族による皇帝の廃位。終焉というほどの幕引きはなく、滅ぼされたと言う方がしっくりします。もしかしたら西ローマが終わるのは必然だったのかもしれません。2018/11/12

KAZOO

73
教科書にも書いてあるのでわかりますが、476年にローマ帝国は滅びてしまいます。読んでいるとあまりに大きくなりすぎた恐竜が、徐々に体をむしばまれてその後老衰で亡くなったような感じがします。このようなローマ帝国の最後はやはり現在の大国にも通じるということで、その衰亡原因を多くの方が分析しておられます。2015/05/21

Y_Michiari

58
ロムルスに始まり、そしてロムルスに終わった西ローマ帝国。文末の『ハンニバル戦記』におけるスキピオ・エミリアヌスの言が哀愁を漂わせる。しかし多民族国家が1200年以上も続いたのは、これは記録的な事なんじゃないだろうか。終わり方が、霧消するというのが戦闘の上での華々しい死ではないけれど、リアリティある終わり方だと思うし、何せ、此処まで『ローマ人の物語』に付き合った感慨も一入です。それにしても、コインの造形が古代より劣るのが、正に。2017/03/17

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