新潮文庫<br> 田辺聖子の恋する文学―一葉、晶子、芙美子

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新潮文庫
田辺聖子の恋する文学―一葉、晶子、芙美子

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  • サイズ 文庫判/ページ数 184p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101175317
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0195

出版社内容情報

身を焦がす恋愛、貧しい生活、夢追うことを許されぬ時代……。恋愛小説の名手が語る、近代に生きた女性文学者の情熱と苦悩とは。

貧しさにあえぎながらも、一途に恋心を守り抜いた樋口一葉。燃えるような愛憎を作品に注ぎ込んだ与謝野晶子。〈俳人〉と〈主婦〉、二つの己に引き裂かれた杉田久女……。女性の地位が低かった時代、明治生まれの作家たちは創作への情熱と、愛や生活の狭間でもがき続けていた――。恋愛小説の名手がたおやかに語る、五人の女性文学者の作品と生涯とは。『続 田辺聖子の古典まんだら』改題。

内容説明

貧しさにあえぎながらも、一途に恋心を守り抜いた樋口一葉。燃えるような愛憎を作品に注ぎ込んだ与謝野晶子。“俳人”と“主婦”、二つの己に引き裂かれた杉田久女…。女性の地位が低かった時代、明治生まれの作家たちは創作への情熱と、愛や生活の狭間でもがき続けていた―。恋愛小説の名手がたおやかに語る、五人の女性文学者の作品と生涯とは。

目次

恋が執筆の原動力・樋口一葉
嫉妬を文学に昇華させた与謝野晶子
ノラになりたかった杉田久女
女の友情・吉屋信子
男の本質をつかんでいた林芙美子

著者等紹介

田辺聖子[タナベセイコ]
1928(昭和3)年、大阪生れ。樟蔭女専国文科卒業。’64年『感傷旅行(センチメンタル・ジャーニィ)』で芥川賞、’87年『花衣ぬぐやまつわる…わが愛の杉田久女』で女流文学賞、’93(平成5)年『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞を、’94年菊池寛賞を受賞。また’95年紫綬褒章、2008年文化勲章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

84
おせいさんがお気に入りの女流作家の方々について語られています。代表作がすぐ浮かび上がるのは樋口一葉、与謝野晶子、林芙美子といったところでしょうか。女性の地位が低い時代にたおやかに生き抜いた女流作家に興味は尽きません。明治の女流作家の作品に触れたくなる1冊です。2018/05/16

アキ・ラメーテ

35
田辺聖子さんの近代文学案内。その生涯と作品を紹介されているのは、樋口一葉、与謝野晶子、杉田久女、吉田信子、林芙美子の明治生まれの女性作家5人。田辺さんの作家とその作品に対する愛情と優しさいっぱいの文章。物を書く、書かざるを得ないような業を持っている人間が、そんないい人間ではないとは思うけれど、評判の悪かった人のことも、あたたかいまなざしで見ているので、読んでいても嫌な気分になることはない。2015/10/05

双海(ふたみ)

26
サブタイトルには「(樋口)一葉、(與謝野)晶子、(林)芙美子」とありますが、他にも杉田久女と吉屋信子もそれぞれ一篇ずつ録されています。杉田久女を読むときにいつも思うのだけれど、久女に「ホトドギス」の破門を宣告した高浜虚子の意図がよくわからない。伝統に背を向けた革新派の日野草城などを除名するのはわかりますが・・・。虚子がけっこう好きなだけに、この理不尽と思える仕打ちが不可解で残念だった。一応、その辺りの事情も含めて著者は書いておられますが、やっぱりスッキリしない感じ。2016/03/25

くさてる

16
樋口一葉、与謝野晶子、杉田久女、吉屋信子、林芙美子といった近代女流文学者について、田辺聖子が解説した一冊。それぞれの文学者の人生や創作におけるポイントはしっかり押さえて分かりやすく解説しているものの、ちょっと薄い内容かなと思ったら、講演を再構成したものなのですね。生で聴いてみたかった。2015/10/20

みどり

11
図書館本。田辺聖子が古典の先生だったら、もしくは国語の教科書を作っていたならば、わたし文系を選んでいたかもしれない。それくらい楽しい一冊。樋口一葉、与謝野晶子、杉田久女、林芙美子、吉屋信子についてとりあげられている。吉屋信子、花物語しか読んだことがないのだけれどわりと男女のいざこざをえぐるような作品も書いているのだな。吉屋と林に交流があったことは知らなかった。田辺さんの「男というのは、どうして告白しなくてもいいことを、口に出してしまうのでしょう」というのがお気に入り。解説は小川洋子さん、嬉しい偶然。2017/06/14

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