内容説明
「極刑をもって臨むほかはない。」1983年の永山則夫第1次上告審判決から1995年まで、最高裁において死刑が確定したのは43件。詳細に記述された判決書をもとに、そのすべての犯罪事実と、一審、控訴審、上告審の各量刑理由をわかりやすくダイジェストした。行間ににじむ被害者の悲しみ、脚色されていない事実、計り知れぬ人間の「闇」―。死刑問題を考えるための比類なき一冊。
目次
解説編(死刑にあたる罪;刑事手続概略;判決書の書式;収録の範囲;編集方針;本書の意義;法廷傍聴のすすめ)
判決編
著者等紹介
井上薫[イノウエカオル]
1954(昭和29)年、東京都生まれ。東京大学理学部化学科卒、同修士課程修了。民間企業勤務ののち、司法試験に合格、’86年、判事補任官。’96(平成8)年判事任官
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