新潮文庫
こころの薬―幸せになれる診療室

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  • サイズ 文庫判/ページ数 248p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101160825
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0111

内容説明

「先生、私うつだと思うんです」。仕事、恋愛、家族―さまざまなストレスに耐えかね、精神科の扉を叩く“自称・うつ病”の患者たち。なぜ人はいとも容易く、心の病に迷い込むようになったのか、そこには驚くべき盲点があった。『だめんず・うぉ~か~』で人生の酸いも甘いも観察してきたマンガ家と、年間何百人もの新患を診るベテラン精神科医による、面白くも奥深い心の診療室。

目次

初診 こころはどうして疲れるの?―自分のストレスに気づいていない、それが本当の原因です。
診察2回目 私、うつだと思うんです。―現代増えている「自称・うつ病」は、クスリがなくても治るケースがほとんどです。
診察三回目 生きづらい、生き残りたい。―敵を知れば、味方が見えてきます。
診察四回目 痩せたい!痩せたい!痩せたい!―ダイエットの前に考え直すべきことは、自分とのつき合い方です。
診察5回目 究極のストレス解消法って何ですか?―一番上手な方法は、「自分のせい」にすることです。
終診 「本当の自分」を知りたいんです。―では、今の自分は「ニセ者」でしょうか?

著者等紹介

大平健[オオヒラケン]
1949(昭和24)年鹿児島生れ。精神科医。東大医学部卒業後、しばらくしてペルーに1年滞在し貧民街で診療、帰国後は聖路加国際病院に勤務

倉田真由美[クラタマユミ]
1971(昭和46)年、福岡生れ。マンガ家。一橋大学を卒業後、ヤングマガジンギャグ大賞受賞。ダメ男を好きになる女たちを描く「だめんず・うぉ~か~」がブレイク、「だめんず」が流行語に。28歳で結婚し男の子に恵まれるが、離婚。38歳で再婚し、2009年女の子を出産(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほうき星

12
対談集。なかなか面白くわかりやすく書いてあり、フムフムと読めた。手元に置きたい一冊。2016/05/18

桜もち 太郎

3
こういった本を読むとどうしても付箋で一杯になってしまいます。河合隼雄の本もそうでした。あれこれと感情が湧きあがってきたら、パス!棚上げしよう!っていい方法です。自分を見直すことができました。2015/10/11

mitya

2
ベテラン精神科医の大平先生とマンガ家の倉田真由美さんの対談集。あとがきのくらたまさんの結婚、出産に一番びっくりした。その前に、女力が落ちたとか、将来が不安だとか先生に悩み相談してたのに、何だったの!という、悩んでたのバカみたいじゃんと思った。他人から見たら、自分の悩み事もそうなのかなと思えた。 病気にも流行り廃りがあるって面白い。2022/03/26

黒い森会長

2
倉田真由美と大平健との対談。精神科の面接についてよくわかる。精神病に流行があったり、「告白」というのが、ここ20年程の流行りであったり、ストレスがそのまま病気になるわけでない、などなど、面白い。2016/02/25

長良

2
鬱病や躁などについて、思い違いをしていました。人って辛いことが重なるよりも些細な発言がきっかけで病気になるのですね。2012/03/30

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