内容説明
「そうだったのか」「げげっ」「そこまでやるか」。西原理恵子のマンガもブッダのことばも、群ようこが読むと発見と感動は倍増!捨てる名人、臨終の達人、怒涛の食欲家、体型コンプレックスを消してくれる人、女性蔑視の天才などなど事実より奇なる人々が登場し、さらに「字の書き方」「ボタンのつけ方」から、「風邪のひき方」まで、納得情報が満載。どの本も欲しくなる読書エッセイ。
目次
小さな空き地の不思議な家族―西原理恵子「ぼくんち」
ネガティブでドメスティック―鷲田清一「ちぐはぐな身体」
私のどこがいけないの?―ホックニー/スペンダー「チャイナ・ダイアリー」
激怒健康法―中村元(訳)「ブッダのことば」
臨終のお手本―深沢七郎「楢山節考」
怒涛の食欲に唖然―古川緑波「ロッパの悲食記」
「晴耕雨読」の重み―ホッファー「波止場日記」
末は博士か大臣か―長島譲「女博士列伝」
不要なものばかり―山本昌代「エルンストの月」
不眠症と凄い夢―ホブソン「眠りと夢」〔ほか〕
著者等紹介
群ようこ[ムレヨウコ]
1954(昭和29)年、東京都生れ。六回の転職を経て、本の雑誌社勤務時代にエッセイを書き始め、’84年『午前零時の玄米パン』を刊行、独立する
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