新潮文庫<br> 男振 (改版)

個数:
電子版価格
¥693
  • 電子版あり
  • ポイントキャンペーン

新潮文庫
男振 (改版)

  • 池波 正太郎【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 新潮社(2003/09発売)
  • 【ウェブストア限定】サマー!ポイント5倍キャンペーン 対象商品(~7/21)※店舗受取は対象外,文庫・児童書 ポイント2倍キャンペーン対象商品(8/24まで)
  • ポイント 48pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年07月19日 16時29分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 480p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101156033
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

若くして頭髪が抜け落ちる奇病を主君の嗣子・千代之助に、侮蔑された17歳の源太郎は、乱暴をはたらき監禁される。別人の小太郎を名のって生きることを許されるが、実は主君の血筋をひいていたことから、お家騒動にまきこまれることになる。しかし、源太郎は、宿命的なコンプレックスを強力なエネルギーに変えて、市井の人として生きる道を拓いていく。清々しく爽やかな男の生涯。

著者等紹介

池波正太郎[イケナミショウタロウ]
1923‐1990。東京・浅草生れ。下谷・西町小学校を卒業後、茅場町の株式仲買店に勤める。戦後、東京都の職員となり、下谷区役所等に勤務。長谷川伸の門下に入り、新国劇の脚本・演出を担当。1960(昭和35)年、「錯乱」で直木賞受賞。「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」の3大シリーズをはじめとする膨大な作品群が絶大な人気を博しているなか、急性白血病で永眠
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

90
面白かったです。若くして頭髪が全て抜け落ちる奇病にかかったことで禿頭になってしまったことは、思春期の青年にしては辛いことだったでしょう。それでもコンプレックスをバネにして生きる姿に感動しました。乱暴を働いたり、お家騒動に巻き込まれたりと波瀾万丈な半生を送りながらも、一人前の男へと成長していく姿は爽快であり、感動すらおぼえました。葛藤しながら男として成長した先にある「男振」。コンプレックスだった禿頭も魅力にすら見えるいい男になっていました。心が晴れ晴れするいい作品です。2015/10/12

けやき

46
短編「つるつる」に御家騒動を絡めて長編化した作品。10代で頭の毛が抜けるという奇病にかかった源太郎。最終的には、恋が成就し、自分の好きな道に向かって生きることができてよかったのではないでしょうか。原田小平太の死は残念でなりませんが…。読後感のよい小説でした。2023/03/27

優希

42
再読です。やっぱり面白いですね。自分の奇病を侮辱したことで乱暴を働く源太郎。別人として生きることを許されますが、御家騒動に巻き込まれるのが皮肉ですね。コンプレックスをエネルギーに変えて市井に生きる道を選んだのは清々しかったです。2023/03/05

ken_sakura

34
遠く真田太平記を挫折して以来の池波正太郎。面白かった\( ˆoˆ )/17歳にして髪の毛が抜ける奇病に罹ってしまった筒井藩士堀源太郎の一代記。主人公に不幸な理不尽苦労が多いけど、超人としてでなく、努力と忍耐で道を開く。読み易く暖かい物語でした。2017/03/09

佐島楓

28
若いのにまげも結えぬほど禿げ上がった頭を持つ源太郎は、それゆえ物笑いの種にされてしまう。ある事件で堪忍袋の緒が切れてしまった源太郎の運命は・・・。今でも外見にコンプレックスを抱え、苦しむかたも少なくないと思うのですが、その普遍を書き、なおかつまっすぐに生きるにはどうすればよいのかを模索する源太郎の男振や良し! 池波さんは鬼平以外未読なのでほかの作品も読みたくなりました。清々しい小説です。2013/09/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/562495
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品