新潮文庫
新・平家物語〈12〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 426p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101154817
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

入洛し朝日将軍と称えた木曾義仲。しかし、法皇と、の衝突、行家の反乱、平家の反攻で窮地に陥り、義経・範頼の軍に攻め込まれる。

身も心も疲れ果てた。それに、いずこを見ても敵。京の都は義仲に冷淡だった。木曾兵は狼藉を繰り返し、民に憎悪される。鎌倉方と結ぼうとする後白河法皇との対立は深まり、法皇の御所、法住寺殿焼き討ちの暴挙に至る。勢力を回復した平家は京への復帰を狙い、義仲追討の命を受けた頼朝の代官・義経、範頼の軍勢は京に攻め入ろうとしていた……。法皇、平家、頼朝軍。義仲、絶体絶命の窮地を描く第十二巻。

内容説明

京の都は義仲に冷淡だった。木曾兵は狼藉を繰り返し、民に憎悪される。鎌倉方と結ぼうとする後白河法皇との対立は深まり、法皇の御所、法住寺殿焼き討ちの暴挙に至る。勢力を回復した平家は京への復帰を狙い、義仲追討の命を受けた頼朝の代官・義経、範頼の軍勢は京に攻め入ろうとしていた…。法皇、平家、頼朝軍。義仲、絶体絶命の窮地を描く第十二巻。

著者等紹介

吉川英治[ヨシカワエイジ]
1892‐1962。神奈川県生まれ。船具工、記者などさまざまな職業を経て作家活動に入る。国民文学作家と親しまれ、1960(昭和35)年文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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姉勤

26
武と色という現世の男の才に恵まれた、義仲。その才は権謀というもう一つの男の才に通じず、後白河院の鵺のようなその才能に絡みとられ絶望の淵へと引きずり込まれる。四面楚歌の中、当初は拒絶されていた月姫との恋の中、飛来した矢により、スイッチを切るように放題の一生の仕舞い。義仲の首を挙げた範頼、義経の源氏の軍勢は、休む間のなく平家討伐を命じられる。2018/10/26

ソングライン

18
義仲の滅亡を描く12巻です。平家追討の命を後白河法皇より受けますが、義経率いる東国源氏の影をぬぐい切れない木曾軍はやがて孤立し、その傍若無人さから、民の信頼も失っていきます。野戦での戦略には長けた義仲も、都にあっては、その力を発揮できず、次第に疑心暗鬼となっていきます。迫りくる滅亡への予感の中、藤原基房の娘冬姫への恋を成就させる場面は、美しくもあわれでした。2019/11/08

ムカルナス

13
木曽軍全滅、入れ替わり源義経入京までを描く。京流に戸惑った義仲もやがて後白河や公家のやり方が判り自分流を貫くことにする。しかし、その頃には西の平家、東の源氏、身内の行家と四面楚歌状態。後白河を確保し北陸に遷すことにも失敗した義仲は破滅が近いと悟る。その義仲に最後まで一緒に戦い死にたいと迫る葵や山吹の鬼気迫る様子は義仲でなくても怖い。愛も憎しみも死に方までもが常人を超えるパワー。そこまで彼女たちに想われる義仲も戦にも政治的駆け引きにも、そして女も酒も人一倍のパワー。そこが魅力的だったのだろうと思う。2019/07/14

みっつん

7
麻鳥夫婦が出てくると、物語が大きく進み、また登場人物の内面を深くえぐる描写が増えるので、ドキドキする。2019/12/19

スー

7
木曽義仲の最後。だんだん義仲が呂布とダブって見えてきた。大敵現れれば勇み、果敢に行動した義仲が別人の様に迷い躊躇して貴重な時間を浪費して遂に身動き出来なくなってしまう。やはり京に留まったのがいけなかったのだろう、もし直ぐに平家討伐に出ていたら歴史は変わっていたのでは?と思うと残念です。義仲をめぐった女の戦いも終わり四人の女性がそれぞれの終わりを迎える。今回はとても切ない巻でした。しかし、やっと義経が表舞台に華々しく登場。だけど義仲の末路は未来の義経の姿。この先読むのが辛くなりそう。2016/09/28

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