出版社内容情報
源三位頼政と以仁王は、宇治川の合戦で六波羅軍に敗れる。一方、源氏の棟梁・頼朝が、雌伏二十年、伊豆で打倒平家の兵を挙げる。
ただ疾風のごとく大道を行け。源氏の一族にありながら、平氏に従っていた源頼政は、密かに、源氏再興の機を待っていた。反平家の象徴・以仁王を奉じ挙兵するも、平知盛ら率いる六波羅の大軍を前に宇治川の合戦で敗れ去る。一方、配流の地・伊豆で平家追討の令旨を受けた源氏の棟梁・頼朝は、妻・政子の父である北条時政らと、わずか百騎足らずで旗挙げをする……。平家に雌伏を余儀なくされ二十年、源氏の反攻を描く第八巻。
内容説明
源氏の一族にありながら、平氏に従っていた源頼政は、密かに、源氏再興の機を待っていた。反平家の象徴・以仁王を奉じ挙兵するも、平知盛ら率いる六波羅の大軍の前に宇治川で敗れ去る。一方、配流の地・伊豆で平家追討の令旨を受けた源氏の棟梁・頼朝は、妻・政子の父である北条時政とともに、わずか百騎足らずで旗挙げをする…。雌伏を余儀なくされた二十年、源氏の反攻を描く第八巻。
著者等紹介
吉川英治[ヨシカワエイジ]
1892‐1962。神奈川県生まれ。船具工、記者などさまざまな職業を経て作家活動に入る。国民文学作家と親しまれ、1960(昭和35)年文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
姉勤
31
平家隆興の端となった保元の乱より20年。源氏の再興のため一人平家へ追従し、雌伏の刻を積んだ頼政の平家打倒の決起は、波濤の前の砂楼の如く蹴散らされた。しかし、放たれた以仁王の令旨は、遠く伊豆に届き、頼朝の叛旗の呼び水となる。三島の平家の目代の屋敷を襲い、かつての源氏縁故の武士団を集うも数を恃めず、石橋山の合戦にて木っ端微塵に粉砕され、数名の郎党のみで命からがら房州へと小舟を漕ぎ出す。懐妊した北条政子への情愛も、家臣への未練も捨てて。かけがえなきは己が生き残ること。胸に刻むは、謀られ非命に斃れた父、源義朝。2018/10/02
ソングライン
14
平家追討の令を発した以仁王、彼を守るため、長年の平家からの恩と義理を絶ち、ついに反旗を翻す源頼政、しかし宇治川の戦いで無念にも、志を絶たれる頼政。関東でも、この令を受けた源氏嫡流の頼朝が遂に、打倒平家の旗をあげます。初戦に勝利するも、石橋山の戦に散々に敗れ、僅か数名で安房に逃げる頼朝主従。父、北条時政に従い、源氏再興の舞台に登場する怜悧な目をもつ義時。頼朝は房総の地で、どうやって再興を図るのでしょうか、次巻へ。2019/09/28
gushwell
9
前半は、以仁王の乱の話。宇治橋の戦いでは平家が勝利し、頼政の計画は失敗するも、以仁王の令旨がきっかけとなって源氏の蜂起につながっていく。いよいよ、平家と源氏の本格的な戦いが始まる。頼朝は挙兵するも石橋山の戦いで敗れる。ここで逃げ切った頼朝はやはり運が強い。ここまで、清盛の人物像がそれほど「悪人」として描かれていない。院政をやめさせようとした清盛は実に真っ当な政治家だったように思う。 2016/06/10
スー
8
頼朝立つ‼源氏の反撃が始まる。しかし、頼政親子、以仁王は敗死し頼朝も負けてしまう。それでも生き延びた頼朝を慕う者が多く集まってくる。安房に無事に落ち延びて再起をはかる。それにしても頼朝はやっぱり好きになれない。北条政子は逆に好きになってしまう。身籠った彼女はますます女性らしくなって行く。頼朝が生きていると知ると、頼朝のもとに駆けつけるも、頼朝の冷たい態度を見てショックを受ける。恋に身を焦がす政子が尼将軍と呼ばれた政子に変わり始める。頼朝の野望と政子の変化が楽しみです。2016/08/14
ムカルナス
7
都での頼政、関東での頼朝の決起を描く。頼政は後年の源氏の復興を期して平治の乱では平家方につき、その後も平家に従いつつ謀反の機会を狙い、以仁王の令旨で源氏勢力の結集を図る。初戦での敗退、以仁王諸共敗死は織り込み済み。吉川英治の描く頼政は源氏の大英雄だが親王の命までも駒に使う大悪党とも言える。頼朝は石橋山での敗戦後、安房に逃亡するも未来は明るい。しかし一途に頼朝に味方した北条宗時が討ち死にし、面従腹背の時政・義時父子や恋愛期間の終わった政子との間には早くも亀裂が生じている。2019/06/16
-
- 電子書籍
- 悪役令嬢の取り巻きAですが、王太子殿下…
-
- 電子書籍
- ひらめき常識ナゾトレ 第3巻 フジテレ…




