新潮文庫<br> 江戸川乱歩名作選

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新潮文庫
江戸川乱歩名作選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101149028
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

見るも無残に顔が潰れた死体、変転してゆく事件像(『石榴』)。絶世の美女に心奪われた兄の想像を絶する“運命”(『押絵と旅する男』)。謎に満ちた探偵作家・大江春泥に脅迫される実業家夫人、彼女を恋する私は春泥の影を追跡する―後世に語り継がれるミステリ『陰獣』。他に『目羅博士』『人でなしの恋』『白昼夢』『踊る一寸法師』を収録。大乱歩の魔力を存分に味わえる厳選全7編。

著者等紹介

江戸川乱歩[エドガワランポ]
1894‐1965。本名平井太郎。三重県名張市生れ。早稲田大学政経学部卒。日本における本格推理、ホラー小説の草分け。貿易会社勤務を始め、古本商、新聞記者など様々な職業をへた後、1923(大正12)年雑誌「新青年」に「二銭銅貨」を発表して作家に。’47年探偵作家クラブ(後の日本推理作家協会)の初代会長となり、’54年江戸川乱歩賞を設け、’57年からは雑誌「宝石」の編集にたずさわるなど、新人作家の育成に力をつくした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobby

216
傑作選からだいぶ空いての読了。ビブリアからの「押絵と旅する男」がようやく読めて感慨深い。何となく聞いたことある、もしくは乱歩のイメージから予想出来うる衝撃だが、それで尚ゾクゾクするのが心地よい。その初出の際の驚愕がどれほどだったかは想像し難い…短中編7つの中では、30頁ちょっとながら、二転三転する展開と“模倣”というキーワードに伏線がピリリと効いてくる「目羅博士」がお好み。そして何と言っても「淫獣」でなくて「陰獣」(笑)全編に渡る重く暗い淫靡な雰囲気の中で、いつのまにか自作品を絡めていく様に思わずニヤリ♪2018/04/09

ehirano1

188
「踊る一寸法師」について。本作品はムナクソホラーですが、それよりも、一線を越えるというのは、他人にとっては「いつものこと」でも、当人にとっては「いつものこと」は既にいつでも一線を越えれる状態になっているんだなと思いました。2023/02/18

優希

155
石榴忌なので。全体的に鳥肌が立つ作品のオンパレードでした。幻想的で怪奇的な空気が広がり、退廃的で隠微で耽美な重い雰囲気を漂わせています。探偵小説も面白いですが、背筋がゾクゾクするような怪奇小説もまた魅力的だと再確認しました。ありふれていそうで乱歩にしか持ち得ない圧倒的な世界観。美しいグロテスクさを感じました。面白かったです。2016/07/28

れみ

142
「江戸川乱歩傑作選」に続く、2冊目の「乱歩ベスト」。編者の方の解説にもあるように、傑作選に比べると幻想的な、なんだか悪い風にあたっておかしな夢見ちゃったみたいな読後感のものが多かった。なんとも言えない、じっとりとして明るい時間なのにいつも画面が暗い気がするようなこの空気感。ちょっと嫌だなあと思いつつも目が離せなくて夢中で読んでしまう。きっと私もこの不思議な世界に取り込まれて変な夢を見ていたのかもしれない。2017/05/24

藤月はな(灯れ松明の火)

138
傑作選は所有しているけど、名作選が出版されていたなんて驚きました。犯罪に対する遊戯性と人の思い込みが強く、押し出された傑作選と異なり、より、血生臭く、悪夢のような人間の心理や後ろ暗く、淫靡な欲望を追求した名作選も絶品。「目羅博士」の「人は殺人をしたいから殺人をするのだ」という一文がリアル過ぎてゾッとする。そして大人になったからこそ、個人的に心に強く、残っている「陰獣」の物悲しさ、美しく、暗い勝利でもある「踊る一寸法師」「人でなしの恋」、「石榴」の犯人のサディスティックさに垣間見せた絶望の深さに胸を打たれる2017/09/13

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