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新潮文庫
聖書の土地と人びと

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  • サイズ 文庫判/ページ数 430p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101146379
  • NDC分類 193.02
  • Cコード C0195

内容説明

イエスが毎日食べたパンは?よきサマリヤ人が治療に使ったものは?そのサマリヤ人はなぜ差別されたのか?そもそもガリラヤとはどんな土地なのか?―“巡礼の旅”を続ける二人の作家と滅法詳しい聖地ガイドが、2000年以上の歴史を刻むイスラエルの地を訪ね、旺盛な好奇心と豊かな知識で聖書の世界の風土と人間について語り合う。新世紀を理解するための聖地ガイドブック。

目次

聖書の旅への誘い
旧約・新約時代の暮らし方
キリストはどんなパンを食べていたか
遊牧民社会をつくる人間の条件
祈りの中の「男性」と「女性」
三大祭りに見るユダヤの民族性
古代ユダヤ滅亡の跡
ユダヤ的考え方の現場
宗教を持つ民からのメッセージ
出エジプトの意味を考える
聖書の旅は人生の学校

著者等紹介

三浦朱門[ミウラシュモン]
1926年東京生れ。作家。『武蔵野インディアン』で芸術選奨文部大臣賞を受賞。’85年~’86年、文化庁長官

曽野綾子[ソノアヤコ]
1931年東京生れ。作家。社会問題に踏み込んだ確固たる人間洞察に基づく作品を発表

河谷龍彦[カワタニタツヒコ]
1947年山口県柳井市生れ。早稲田大卒。’74年から’85年まで、イスラエルに滞在。ヘブライ文学とイコン研究のかたわら聖地ガイドを務める。’84年から始まった身障者のための聖地巡礼を通して、三浦夫妻の知遇を得る。イスラエルを始め中東・ヨーロッパの巡礼地や遺跡を訪ねる、旅のプランナー兼ガイド
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

YúKa(ユーカ)@ハガレン読み終えました

8
母がブックオフで買ったものを試しに読んだ。まるで対談者たちとイスラエルを旅しているようで、面白かった。ユダヤ人や聖書の歴史的背景が学術書よりもだいぶわかりやすいし、上橋菜穂子の作品にあるそれにも似たような人々の息遣いや生活感がある。歴史だけでなく、現在もわかる。夢中で読んでいた。自分もいつかは聖地巡礼してみたいなあ、と思った。2016/10/18

lily

6
聖書のバックグラウンドを知るためのガイド本。三浦朱門や曽野綾子が詳しいのは当然だが,現地ガイドの河谷氏が博識すぎて驚く。。①イスラエルの肉料理は血が完全に抜かれてパサパサ。血は神のものという価値観があるため。「エホバの証人」もユダヤ教の思想。②長血やハンセン病が差別されたのは神殿税などの税金が払えなかったことも大きい。③ラムセスは「ラー+モーセ」,モーセは「神の付かぬ者」という暗喩がある。④イエスの愛は戒律に背くという意味だけでなく,砂漠という環境で暮らす人々にとって非現実的であったという側面がある。2020/05/07

てっしー

6
表紙に「旅する人 三浦朱門 曽野綾子」等とあり、裏にも「イスラエルの地を訪ね…」等と書いてあるが、紀行文ではなく、過去の旅行経験を基にした鼎談っぽい。聖書の土地はなかなか馴染みにくいものが多いので、知識の補完になって良かった。扱っているテーマも幅広く、聖書文化全般が学べて良し。2015/04/17

みち

2
羊飼いの少年が獣淫していた!のが衝撃的だった。2021/05/05

旅行人

1
わざとらしく観光化された聖書の土地ではなく、本当の聖書の土地を見るためのガイド本。ユダヤ・アラブの文化を知りつつ、歴史の勉強にもなります。2013/01/07

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