新潮文庫
太郎物語 〈大学編〉 (改版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 508p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101146119
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



曽野 綾子[ソノ アヤコ]
著・文・その他

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nakanaka

85
高校編に続き大学編を読みましたがやはり面白かったです。更にパワーアップした山本太郎君に笑わせられ魅せられました。ユーモアがあり博学で友達思いという太郎君に憧れすら抱いてしまいました。今作では大学入学のため両親と離れて暮らすことが一つのポイントとなるわけですが私も大学入学をきっかけに一人暮らしをしたので一人暮らしの不安や実家への帰省した際の違和感など共感できる点が沢山ありました。高校編同様、息子が山本太郎君くらいの歳になったら強く薦めたい作品になりました。太郎君のその後が気になります。2016/09/23

ゆりあす62

63
★★★☆☆「太郎物語」―高校編―を読んでから早、ん~十年。遥かな時を経て遂に読み終わった。憧れだった彼がどんなに成長したか知りたかった。いわゆるバブル期の前の時代で、全体的におおらかな雰囲気。太郎は相変わらずの、ちょっと生意気な頭の良い坊っちゃんタイプ。でも今で云うKYな所もある。一番羨ましいのは母親との関係。母は突き放すけど、ちゃんと大人として彼と向かい合っている。大学を出て、社会人になった彼も見たかった。そして今の私と同じ年頃も・・・。2016/04/30

まぁいっか

20
高校編に引き続き,久しぶりの再読。大学に合格し,名古屋で一人暮らしを始めることで親からの自立をし,あれこれ悩み,いろいろな人と知り合いになって成長していく太郎。登校拒否の男の子に対する太郎の態度はちょっぴり気にくわないけれど,やっぱり太郎が羨ましい。学費を出してくれている両親に対して「スポンサー」と表現したのが気に入りました。2012/06/16

ken_sakura

16
とても良かった。どこがどうという事もなくとても気持ちの良い小説だった。太郎の大学一年生の一年間の物語。無名碑から太郎物語と著者の本は四冊目、二作品目。他の本も機会を作って読みたいo(^_^)o2016/04/22

ソングライン

11
人類学を学ぶため名古屋にある大学を受験し合格した太郎の一年間の大学生活が描かれます。知る人のいない慣れない一人暮らし、同じ目的を持つ新たな友人との出会い、浪人した友人との変わらぬ友情、そして憧れた女性の変貌と新たな女友だちの出現、遠い昔に経験した青春期の始りがここにはあります。そして太郎の父母の放任と信頼の加減が非常に心地よいのです。2024/10/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/525907
  • ご注意事項

最近チェックした商品