新潮文庫<br> 老いも病も受け入れよう

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新潮文庫
老いも病も受け入れよう

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  • サイズ 文庫判/ページ数 176p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101144450
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

92歳のとき、相次いで襲ってきた腰椎の圧迫骨折と胆嚢ガン。つらい痛みで、死んだ方がましとさえ思う日々。でも、病のおかげで自分のいちばん大切なことがはっきりした。最期まで、小説を書いていたい――。リハビリの末、寂聴さんは再び筆を執れるようになった。老い、おしゃれ、食事、恋、友だち、手術、最愛の人たちとの別れ……。悩みながら生きるすべての人へ贈る瀬戸内流人生の叡智。

内容説明

92歳のとき、相次いで襲ってきた腰椎の圧迫骨折と胆のうガン。つらい痛みで、死んだ方がましとさえ思う日々。でも、病のおかげで自分のいちばん大切なことがはっきりした。最期まで、小説を書いていたい―。リハビリの末、寂聴さんは再び筆を執れるようになった。老い、おしゃれ、食事、恋、友だち、手術、最愛の人たちとの別れ…。悩みながら生きるすべての人へ贈る瀬戸内流人生の叡智。

目次

第1章 老いに挑戦(老いを受け入れる;病院と仲良くしよう;老いてもきれいに ほか)
第2章 病に負けない(身体の声に耳をかたむける;医者の言葉をよく聞く;「神も仏もあるものか?」 ほか)
第3章 長生きしよう(足腰の筋肉の強化;日常生活で続けるリハビリ;治ってもリハビリ ほか)

著者等紹介

瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922‐2021。徳島県生れ。東京女子大学卒。1957(昭和32)年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞受賞。’61年『田村俊子』で田村俊子賞、’63年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。’73年11月14日平泉中尊寺で得度。法名寂聴(旧名晴美)。’92(平成4)年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、’96年『白道』で芸術選奨、2001年『場所』で野間文芸賞、’11年に『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。著書多数。’02年『瀬戸内寂聴全集』が完結。’06年、文化勲章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

42
病気のおかげで大切なことを知った寂聴様。人生に達観している人だと思っていましたが、初めて知ることも多かったのですね。どんなことも受け入れ、前向きに生きることを教えられた気分です。2023/10/29

リコリス

30
どんなことが起こっても受け入れる。それが心も体も解放させて自分自身も楽になることなんだろう。圧迫骨折、癌、鬱、壮絶な痛みを受け入れてポジティブに生きていく寂聴さんの笑顔が眩しい。老いてもおしゃれして、ときめきを忘れず、人の言うことを気にせず自分のしたいことをする。どんなことでも好奇心を持って笑顔で。「あんじゅさま」を「まんじゅう様」と思ってた若いスタッフが面白い(笑) 「小説を読むと想像力が育って思いやりの心がうまれる」今年も本を読まなくちゃ。2022/01/08

takakomama

4
高齢の実家の両親の老いていく様を目の当たりにし、私自身も身体の衰えを実感しています。寄る年波に抗おうとは思ってないけれど、お医者さんに「年相応にガタが来てる」と言われると、複雑な心境です。出家した寂聴さんでさえ愚痴を言いたくなると思うと、安心できます。無理せずに、やりたいことはして、感謝しつつ、穏やかな気持ちで毎日を過ごしたいものです。2023/05/20

なんてひだ

3
亡くなってから読み出した感じです。当時は本屋にコーナーを置いて積んである景色を見ながらゆっくり噛み締めました。ありがとう寂聴さん、Instagramも動画も楽しい物語でした。一度でもお会いしたかったなぁ、94歳の闘病日記風でしたけど、自分が病気になってみて本当の辛さを知ったとか全身麻酔でだんだんと意識が薄れることがあーこれが死ぬ事なんだと言う。寂聴さんでも知らないことがたくさんあるのですねという感想です。5人が一斉に辞めて若い2人のスタッフが世話すると、瀬尾さんの本も読んだなあ。心からご冥福をお祈りします2023/08/09

ユウユウ

1
星4。2023/09/29

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