出版社内容情報
女は「性」をいくつまで保つのか――。八十歳を目前に親友が自殺した。人形作家の眸は、愛欲に忠実に生きた彼女の人生を振り返る。その日、人形作家・上原眸の元に届いたのは、四十年来の友人・大江茜の訃報だった。「あたくしの美意識」に基づき、八十歳を目前に自殺を遂げた茜。母である前に一人の女として愛欲に忠実に生き抜いた彼女の人生を、その手記や家族からの手紙、そして自らの過去を重ねて振り返りながら、眸は女の生と性の深淵に思いを馳せる――九十歳を過ぎた著者が円熟の筆で描く爛然たる長編小説。
瀬戸内 寂聴[セトウチ ジャクチョウ]
内容説明
その日、人形作家・上原眸の元に届いたのは、四十年来の友人・大江茜の訃報だった。「あたくしの美意識」に基づき、八十歳を目前に自殺を遂げた茜。母である前に一人の女として愛欲に忠実に生き抜いた彼女の人生を、その手記や家族からの手紙、そして自らの過去を重ねて振り返りながら、眸は女の生と性の深淵に思いを馳せる。九十歳を過ぎた著者が円熟の筆で描く、爛然たる長編小説。
著者等紹介
瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922(大正11)年、徳島生れ。東京女子大学卒。’57(昭和32)年「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞受賞。’61年『田村俊子』で田村俊子賞、’63年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。’73年11月14日平泉中尊寺で得度。法名寂聴(旧名晴美)。’92(平成4)年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、’96年『白道』で芸術選奨、2001年『場所』で野間文芸賞、’11年に『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。’06年、文化勲章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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