内容説明
シェパード犬がまだ珍しかった昭和32年、日本初の盲導犬チャンピイは「誕生」した。犬の訓練士・塩屋賢一が、タオルで目隠ししながら指導するという、体を張っての挑戦だった。チャンピイも、難しい訓練を見事クリアし、飼い主である盲学校教師・河相洌の眼になった。ヒトと犬とが成しとげた快挙と、塩屋賢一の(財)アイメイト協会設立までの苦心を描く。愛と苦難の盲導犬育成物語。
目次
愛犬アスター
訓練犬チャンピイ
頭上の障害物
盲導犬チャンピイ
彦根への旅立ち
挫折を超えてアメリカ視察へ
再びの苦難、そして裏切り
希望つなぐアイメイトの絆
著者等紹介
桑原崇寿[クワバラタカシ]
1941(昭和16)年、東京生れ。愛犬歴56年のドッグライター。ヒトとイヌとのよりよい共生を目指して、イラストと文筆業に精を出す
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