新潮文庫<br> 楢山節考 (改版)

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新潮文庫
楢山節考 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 217p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101136011
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

お姥捨てるか裏山へ、裏じゃ蟹でも這って来る。雪の楢山へ欣然と死に赴く老母おりんを、孝行息子辰平は胸のはりさける思いで背板に乗せて捨てにゆく。残酷であってもそれは貧しい部落の掟なのだ―因習に閉ざされた棄老伝説を、近代的な小説にまで昇華させた『楢山節考』。ほかに『月のアペニン山』『東京のプリンスたち』『白鳥の死』の3編を収める。

著者等紹介

深沢七郎[フカサワシチロウ]
1914‐1987。山梨県石和町生れ。少年時代からギター演奏に熱中し、戦時中17回のリサイタルを開く。戦後、日劇ミュージック・ホールに出演したりしていたが、1956(昭和31)年「楢山節考」で、第1回中央公論新人賞を受賞し作家生活に入る。’60年の「風流夢譚」がテロ事件を誘発し、放浪生活に。埼玉県菖蒲町でラブミー農場を営んだり、今川焼きの店を開いたりしながら『甲州子守唄』『庶民烈伝』などを創作、’79年『みちのくの人形たち』で谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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zero1

140
現代なら安楽死?人生の終わりは自分で決める?姨捨伝説が題材。69歳のおりんは口減らしのため山へ行く覚悟を決める。息子の辰平は気が進まない。おりんが自ら石で歯を折る場面など残酷だが、雪の場面や山で口を利かず振り向かないなど深く美しい。だからこそ、今でも読み継がれているのだろう。「家族を捨てない!」は、食べ物捨てまくりのくせに飢えを知らない現代人の意見?第一回中央公論新人賞受賞作品。選考のひとりは三島由紀夫。「総身に水を浴びたよう」「文句なしに傑作を発見した」と評した。正宗白鳥は「人生永遠の書」と絶賛。2019/04/14

アキ

106
ボーヴォワールの「老い」で取り上げられていた「楢山節考」と他「月のアペニン山」「東京のプリンスたち」「白鳥の死」短編3編。1983年カンヌでグランプリとなった今村昌平の映画では原作の世界が忠実に表現されていた。若かりし緒形拳が光っていた。姥捨て山という言葉の存在は、そうした歴史的事実の実証でもあるのだろう。中央公論新人賞で、「楢山節考」を選考委員の正宗白鳥が「人生永遠の書のひとつ」と絶賛し、白鳥が唯一つき合った深沢七郎が記した「白鳥の死」もそんな背景を知ると趣深い。2021/07/16

藤月はな(灯れ松明の火)

92
「月のアペニン山」を読み進めていたら真逆の…!最後の一文で腑に落ちると同時に日常にいつの間にか入り込んでいる異質の薄寒さに目が眩む。「東京のプリンスたち」は人間関係でも上滑りな若者達の空虚さが無償に怖い。しかもそれが今と地繋がりではないかと思うと尚更…。表題作は歯が全て生え揃っている事を恥じて石で歯を折り、捨てられる運命を毅然と受け入れたおりん。噛み合っているようで噛み合っていなかった親子の愛が真の意味で噛み合ったのはあの光景だった。あの光景を見る事で辰平はおりんと共に運命を受け入れ、執着から解放された。2019/12/22

Willie the Wildcat

85
自他の思いと距離感。自己探求を通して、周囲が時に風景ともなる客観性。客観性故の移り変わり。意図的、自然な周囲の思いとの交錯。共通項は相手への思い。時に遠慮?迷惑をかけたくない?いいじゃん、かければ!表題作の再読が目的だったが、印象深いのが『月のアペニン山』。静江とアペニン山脈の最後の件は、心の裏側の探り合うかのようでぞくっとする。一方、異質なのが『東京のプリンスたち』。人間の欲を踏まえた理想の生き方の探求。色褪せないのは、人の持つ本能が不変な証拠かもしれない。姓名の使い分けの意図や如何に・・・。(汗)2015/12/30

NAO

83
再読。深い愛と哀しみあふれた作品。作者深沢七郎は、別の作品の中で、「おりんにはキリストと釈迦の両方がはいっている」といっているが、愛する家族のために自分を犠牲にすることに無常の喜びを感じているおりんの姿はどこまでも清く美しい。その対照として描かれたもう一人の老人と倅の姿はあまりにも俗物的で卑しいが、それもまた、ありのままの人間の姿として重い。 2018/12/08

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