出版社内容情報
山本 周五郎[ヤマモト シュウゴロウ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じいじ
81
やっぱり周五郎小説は面白い。12の短篇どれもハズレなしですから安心して読めます。お洒落なタイトルの表題作は、想像していた筋書きよりシビアな武家モノですが、面白いですよ。本筋は代替わりした息子・信太郎が、父親が昔受けた受けた恥辱への敵討ちを…。同時進行して語られる信太郎の恋話もなかなかいいですよ。いまでは考えられませんが、親同士が決めた許嫁同士が、16年の歳月の後に漸く逢うことに…。この短篇集は何年か後に、就寝前に一話ずつ味わいたい短篇集です。2024/10/02
優希
50
前半は時代もの、後半は現代ものの12編からなっています。どの作品もしっとりとした感じがしました。時代ものは趣があり、現代ものは清々しいのがいいですね。独特の表現が味わい深いと思いました。2015/01/11
金吾
36
○山本周五郎さんの武士物は、生き様や心根が爽やかであるので好きな作品ばかりです。この本においても「朝顔草子」「粗忽評判記」「足軽奉公」が良かったです。2023/01/11
AICHAN
35
図書館本。久しぶりの山本周五郎。12編の短編集。どれも芝居を見ているような臨場感溢れる物語だった。心にぐさりと来るような作品はなかったが、周五郎劇場を満喫した。2018/11/23
恋空
19
12編の短編集です。どれも好きでしたが「朝顔草紙」が胸に残りました🥹 2025/02/04
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- 和書
- 極道 徳間文庫