内容説明
阿呆、ケチ、強情、尊大、無恥、粗野、野蛮、ならず者、身勝手、天邪鬼、不浄、臆病、ヘツライ、おせっかい、口まめ、つましさ、迷信、作り話、酒飯みについて…。おなじみ、マンボウ博士ことと北杜夫が、古代ギリシャの哲学者テオフラストスの名著『人さまざま』をふまえて、あなたにおくる人間博物館。豊富なエピソードとともに、人生の機微をユーモラスに描いた19編のエッセイ。
目次
阿呆について
ケチについて
強情について
尊大について
無恥について
粗野について
野蛮について
ならず者について
身勝手について
天邪鬼について
不浄について
臆病について
ヘツライについて
おせっかいについて
口まめについて
つましさについて
迷信について
作り話について
酒飲みについて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
双海(ふたみ)
18
再読しました。ひとり、部屋で笑っていました。現代版テオフラストス。2015/09/16
やまねっと
4
なかなか興味深く面白く読んだ。 エッセイを19本載せている。丸谷才一よりか面白く読めて、蘊蓄が嫌みたらしく感じない文章だった。 読んだ先から忘れてしまったが、他にも北杜夫の本を読んでみたいと思った。 なんか躁状態で書き殴ったのかなと思える文章が散見出来た。そこもこの本の魅力の一つである。2020/07/05
とん
1
北杜夫『マンボウ人間博物館』. 種々の人間のタイプを面白おかしく記した作品. 我が身を見直す機会となる. 個人的には型にはまりすぎてカタイのが少し残念. 『航海記』のような自由奔放さが欲しい.2017/02/16
双海(ふたみ)
1
阿呆、ケチ、強情、尊大、無知…北さんが古代ギリシャの哲人テオフラストスを踏まえて新たな『人さまざま』を生み出しました。精神衛生上健全なユーモアが溢れだすエッセイ集です。2012/12/25
ハカセ
0
面白いけど、やや散漫な印象。2011/10/20




