感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
hiko1
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絶滅しつつある狩猟犬の高安犬を残そうとする物語。山形県の山あいに和田村という村がある。和田村には一頭だけ高安犬はいた。それは猟師吉蔵の飼うチンという犬であった。私は気難しい猟師の吉蔵のもとに通いつめた。チンはポリップという癌であり、チンの子孫という理由で、吉蔵を説得してチンを山形市へ連れ帰った。 チンの手術が行われ成功した。「この時点でチンを和田村に返すべきであった」という筆者の後悔に共感した。 その後チンは、フィラリアにかかり、純血の高安の花嫁を迎える都とは敵わなかった。チンは吉蔵の家の庭で眠っている。2021/02/18
さっと
1
ずっと「たかやすけん」だと思っていましたが、正しくは「こうやすいぬ」と読みます。ずっと長編だと思い込んでいましたが、自伝的短編小説です。基本的には「人と犬」の物語ですが、猟犬が主人公だったりするので、クマの生態も詳しく描写されていて、さすがに動物文学の第一人者。動物の視点で描かれた「北へ帰る」は圧巻。2012/02/21
isbm
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★★★2015/11/09
Hula
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★★★★★ 直木賞(第32回 昭和29年)2015/01/17
生駒
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「土佐犬物語」がよかった2010/11/10




