新潮文庫<br> 女の一生〈2部〉サチ子の場合 (改版)

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新潮文庫
女の一生〈2部〉サチ子の場合 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 581p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101123240
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

第二次大戦下、教会の幼友達修平と、本当の恋をし、本当の人生を生きたサチ子の一生。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

105
清らかで純粋な愛の物語に心打たれました。第二次世界大戦下の長崎で愛し合うサチ子と修平。しかし、酷くも戦争が2人を引き裂くのが痛い。信仰がありながらもそれに反する行為をしなければならない修平、原爆に襲われるサチ子。運命はどうしてこうも辛いのでしょうね。本当の恋と人生の物語は感動を呼びます。2017/07/13

夜間飛行

54
戦争とはいかなるものか? それは私たちの現実とどこでどうつながっているのか? たった一人で愛を成し遂げたコルベ神父は偉大だが、苦しんだ末、サチ子の愛を通して勇気を掴んだ修平も立派である。大浦の教会で修平の身を聖母に祈るサチ子と、その後ろで自分の運命と必死に向き合おうとしている修平の姿は、悲しいけれど何か胸中を代弁してもらったような暖かさがある。この二人の姿は平成の今も他人事ではなく、日本人の誰もが我が身に置き換えうるのではなかろうか。入営後サチ子と会い、接吻だけ交わして去る修平はもう弱虫ではないと思った。2013/07/23

Kiyoshi Utsugi

44
主人公は、奥川サチ子。そのサチ子の幼なじみの幸田修平。サチ子はいつの間にか幼なじみの修平に恋心を抱く。 ただ、時代はそんな二人を結ばせることなく、悲しい別れという試練を与える。 修平は慶応に進み小説家を目指すことになり、一方のサチ子(少し年下)は純心女学校に進みます。 戦争が激しさをますと、学徒動員が行われ男性の修平は戦争に駆り出され、最後には特攻隊の隊員として散っていきます。その4ヶ月後の8月9日には長崎に原子爆弾が落とされます。 そんな激動の時代に生きた男女の本当の恋を描いた名作でした。2022/07/19

ケイ

42
戦争と宗教について。子供の頃から長崎で教会に通うサチ子。彼女は素直な心で信心し、迷える時、抱えきれない辛さに直面した時にはミサに向かい、マリア像に祈る。しかし、主人公はサチコであるが、「神を信じたまま人を殺せるのか、殺し合う戦争に対する教会はどのような態度をとるのか、強制収容所のような場所で信仰は意味を持つのか」と言ったことを作者が自問自答している作品にみえる。それを問うために、修平とコルペ神父の生き方死に方が描かれる。私は信仰を持たないが、コルペ神父のように愛を生み出せる人は素晴らしいと思う。2013/09/01

かおりんご

41
小説。読むのは大学生以来。こんな話だったかなと思いながら読み進める。ちょうど長崎旅行のお供に持ってきていたので、いろんな場面が目の前の情景とリンクして、物語の世界観にどっぷり浸れた。前は、キクの場合の方が好きだったけれど、年齢を重ねたせいか、はたまた太平洋戦争について学んだ知識が影響してか、サチ子の場合もいいなと思った。修平はきっと、遠藤自身なんだろうな。平和時であれば、『殺すなかれ』はすんなりと受け入れられても、戦争下だと矛盾を感じてしまう。実際に特攻死した兵隊の中には、クリスチャンもいたわけで。2016/11/22

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