新潮文庫<br> きもの (改版)

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新潮文庫
きもの (改版)

  • 幸田 文【著】
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  • 新潮社(2014/12発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 438p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101116082
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

明治時代の終りに東京の下町に生れたるつ子は、あくまできものの着心地にこだわる利かん気の少女。よき相談役の祖母に助けられ、たしなみや人付き合いの心得といった暮らしの中のきまりを、“着る”ということから学んでゆく。現実的で生活に即した祖母の知恵は、関東大震災に遭っていよいよ重みを増す。大正期の女の半生をきものに寄せて描いた自伝的作品。著者最後の長編小説。

著者等紹介

幸田文[コウダアヤ]
1904‐1990。東京生れ。幸田露伴次女。1928(昭和3)年、清酒問屋に嫁ぐも、十年後に離婚、娘を連れて晩年の父のもとに帰る。露伴の没後、父を追憶する文章を続けて発表、たちまち注目されるところとなり、’54年の『黒い裾』により読売文学賞を受賞。’56年の『流れる』は新潮社文学賞、日本芸術院賞の両賞を得た。他の作品に『闘』(女流文学賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

112
きものというだけで人生を描けるというのにため息ものです。きものを通じて成長する少女は、半生そのものがきものに寄り添っているようでした。きものに美しさより着心地を求め、たしなみや人付き合いといった生活に必要な心得を「着る」ことから身につけていくのが凛とした少女の姿と重なります。母と娘、祖母と孫という関係が持つ時間を体に染み込ませながら過ごす時間と経験は、「女性の生き方」として考えさせられました。傍らにきものがあったからこそ学んできたことはやがて授けることになっていくのでしょう。和の美しさの漂う作品でした。2016/08/29

Willie the Wildcat

89
反面教師の2人の姉、視点を拡げる親友、そして人生指南役の祖母。単なる所作・作法の話ではなく、凛として生きることを体現している感。具現化したのが、八百屋の一角の商売での件。「覚悟して着る着物」と「顔を晒す」が象徴。母の形見分けに込められた主人公の母への想い、そして決意!姉2人への宣言が爽快。唯一、独特の世界観を醸し出すのが、そのとの関係性。1人の女性、大人としての精神的な旅立ちなのかもしれない。あとがきによると、本著は著者の死後に出版とのこと。続きがあったとしたら?う~ん、大人しくはしていないだろうなぁ。 2020/05/03

mii22.

72
明治の終わりから大正時代に少女から大人の女へと成長していく一人の女性の半生を着物に寄せて描かれている作品で、私にとってとても共感できる小説だった。微妙に揺れ動く女心を簡潔かつ粋な文章で表現し、読み手の背筋をしゃんと伸ばしてくれる気持ちよさ。心の琴線にふれる数々の言葉。きっぱりとしたなかにも柔らかさを感じる文章表現。どれも今自分が欲していたものだった。よき相談役の祖母に助けられ成長していく主人公るつ子とともに、着ることから暮しの知恵やきまりごと、たしなみを学んでいく体験は素晴らしいものだった。2019/10/31

いちねんせい

50
なんでもっと早く読まなかったんだろう。とても大事な本になった。るつ子の成長、着物への向き合い方、普段外には出さないであろう登場人物たちのむき出しの感情など、その描かれ方に心を持っていかれっぱなし。しまいにたまらなく祖母に会いたくなる始末。読み終えた後も余韻たっぷり。これを読む人は、いずれかの登場人物に自分を見るのではないだろうかな。よい本を読ませてもらった。2017/03/30

KEI@ I ⭐️ YOKOHAMA

43
日露戦争の年に生まれたるつ子の小学生から結婚までの半生を通して様々な女の生き方を描いてある。著者自身の着物への思い、着心地や見た目、香り、着物を扱う仕草などの拘りが見事としか言えない。後半で関東大震災で無一物となった時【追い詰められれば、人と衣装はどうでも必要という一点に絞られ、そこが本当の出発点なのだ】と悟るるつ子の成長は著しい。祖母の言葉の数々は著者や父露伴の見解でもあったろう。きものを題材にここまで女の姿や価値観、和の美を描けるものなのだと驚く。お薦め本。2017/02/11

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