新潮文庫<br> 黒の様式 (改版)

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新潮文庫
黒の様式 (改版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 382p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101109275
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

松本清張 生誕100年記念復刊第一弾。毒が手繰り寄せた忌まわしい過去。姉の自殺の驚くべき真相とは――。

結婚して二年たらずで自殺した美しい姉。歳月がながれ高校生の母親となった妹が、思春期の息子の手に負えない行状から、姉の死の真相にたどりつく「歯止め」。小さな港町の家々に投げ込まれた奇怪なチラシ。二十年前に母親が義父に殺されたと告発する男が巻き起こす騒動の驚くべき顛末「犯罪広告」。“古拙の笑い(アーケイック・スマイル)”を浮かべた若い女の硬直した死体の謎「微笑の儀式」。傑作中編小説三編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

chiru

142
絶対に開けてはいけないドアってあると思う。あけたらもう、以前の自分に戻れないような💀… 忌まわしい扉の前に立つ3人のお話。“性的悪習に囚われた思春期の息子”から、あり得ない真相に辿り着く1話目(歯止め)はヤバかった。読んだ記憶を失くしたい…数日落ち込む覚悟が必要😢 2話目(犯罪広告)は、新聞広告を利用した母親の死体探しが、新たな死体を呼びこむ💣 慎重に積み上げたものが、あっけなく崩れ落ちる絶望感と『こうするより他なかった』という哀しみ。人間の闇をここまで容赦なく描くなんて…松本清張さん凄い‼ ★32020/06/13

hatayan

59
1967年刊。週刊誌に連載された松本清張の中編3篇を収録。性に目覚めた息子を鎮めるために母親がとった行動は何だったか。結婚間もない姉が20年前に自殺した真の原因を知ることになる『歯止め』、実の母親を養父に殺されたと村中に告発する男が養父を追い詰めて最後は殺されてしまう『犯罪広告』、笑顔の状態で遺体で発見された女性と気鋭の芸術家が手がけた彫刻が酷似している謎を解き明かす『微笑の儀式』の中編3篇を収録。結末を読者の想像に委ねる終わり方をする『歯止め』が印象に残ります。 2020/11/11

おかだ

58
おそらく初松本清張作品。図書館で予約して回ってきた本が初版(昭和48年)のテープ補修だらけのボロッボロの茶色~い本で、持ってるだけで呪われそうな雰囲気なのにその上この重暗い内容。すっかり毒が回りました。中編3編。『歯止め』はヤバい。男の子を育てるって過酷やーん…と真に受けてしまった。『犯罪広告』わりと好き。巨匠の匠の技が光るミステリー小説。『微笑の儀式』は知識の幅が半端なく、濃厚な世界でさっすが巨匠!ってなる。どれも今読んでも新鮮で惹きつけられた。2020/06/29

ミッフー

52
久々の清張先生❗️3作からなる短編小説です。「歯止め」犯罪には該当しない姉の死因を追記するお話🤔何ともまーマザーファッ●ーのお話ですやん🤣息子持つ母読者にはショッキングだったことでしょう😱「犯罪広告」嫁をコロコロ自己都合で換える義父に腹立ちながら羨ましさも😜でも悪は神様お見通し❗️「微笑の儀式」古寺仏族の微笑みをデスマスクで再現を☠️法医学も絡めた作品📖個人的にはこれが一番好きかな😊本文と全く関係ない話だけど、米兵情婦をこの時代はオンリー女性と言ってたんだ❗️その事が一番印象に残りました😜2022/11/04

佐島楓

52
「犯罪広告」がずしんときた。精神の病を疑われる男性の告発。それに時効という問題が重なる。真実を追求する中ハードルになるものはいくつもある。いったい、何が正義なのだろう。2015/09/22

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