感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
suntalk
2
著者初読み。中学生の頃吉川英治の歴史小説にハマっていた。その頃父が「吉川英治は『嘘を書く』と今東光と柴田錬三郎から虐められてた」と言ってたことを覚えている。最近『今東光資料館』に行ったことで著者の代表作とも言われているこの本を手に取った。1960年代の勝新太郎主演の映画シリーズの原作らしい。八尾の朝吉親分という実在の人物を主人公にした小説で昭和初期の時代背景、当時の河内弁や大坂三郷、出雲、因島、別府を舞台に博徒の親分として成長していく過程が描かれる。読むのに時間はかかったが思っていた以上に面白かった。2025/06/04
ぜっとん
0
映画を観てから読んだのだが、だいぶ内容が違って面白い。エピソードの羅列という感覚で読めるので、膝栗毛的とでも云おうか、そういった風情がある。厭な奴はぐわんと殴ってくれる、気持のよいエンタテイメントだ。2014/04/13
イリエ
0
昭和の文学って感じで、生々しい。2012/10/30
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