内容説明
『竹取物語』にはじまったわが国の「物語」という文学形式は、平安朝とともに起こり平家滅亡とともに生命力を失い、室町時代にお伽草子という幼稚なジャンルのなかに埋没する。世界文学史上の奇跡である『源氏物語』とプルースト、カーニバル的感覚の『今昔物語』とラブレーなど、わが国の王朝物語の特質を外国文学との類似にまで言及した、かつて誰も成しえなかった壮大な文学論的随想。
目次
二十一世紀小説の可能性
竹取物語
伊勢物語
平中物語
多武峯少将物語 篁物語
宇津保物語
落窪物語
源氏物語
狭衣物語
浜松中納言物語〔ほか〕




