出版社内容情報
解散した男性アイドルグループの一員、南田蒼太が何者かに殺された。北海道Y市の廃ホテルで、めった刺しの遺体で発見されたのだった。メディアは騒ぎ立て、警察は地道な捜査を開始する。事件当夜に南田と会った同じ職場のパート女性、グループの元メンバーたち、十代で孤児となった南田を引き取った伯母とその娘……。誰もが昏い秘密を抱えるなか、驚愕のラストが待ち受ける傑作ミステリ。
【目次】
内容説明
解散した男性アイドルグループの一員、南田蒼太が何者かに殺された。北海道Y市の廃ホテルで、めった刺しの遺体で発見されたのだった。メディアは騒ぎ立て、警察は地道な捜査を開始する。事件当夜に南田と会った同じ職場のパート女性、グループの元メンバーたち、10代で孤児となった南田を引き取った伯母とその娘…。誰もが昏い秘密を抱えるなか、驚愕のラストが待ち受ける傑作ミステリ。
著者等紹介
まさきとしか[マサキトシカ]
1965(昭和40)年生れ。2007(平成19)年「散る咲く巡る」で北海道新聞文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タイ子
87
さすが、まさきさん最後の最後まで読ませてくれますね。登場人物が次々出て来るものの、誰もが胸に一物持ってる者たちでキャラが立っているので覚えやすい。元男性アイドルグループの1人が北海道の廃ホテルで殺害される。彼が解散後に勤めていた菓子会社が突然のニュースで大繁盛。聖地巡礼とかで一躍人気観光地に。続いて仲間の一人が自殺。出て来る、出て来る、怪しいヤツラばかりが。ここからが面白くなるまさき劇場。謎を追いながら辿り着いた先に…いた。えっ!こんなところに?!これはわからん。一気読みの面白さ。2026/03/13
yukaring
70
欲望や嫉妬、虚栄心…人間のイヤなところ全部を詰め込んだようなイヤミスの極致。最後まで全く救いのない所が逆に清々しささえ感じさせる。元アイドルの蒼太が心霊スポットで名高い廃ホテルでめった刺しの遺体で見つかる。温厚な愛されキャラだった彼。伯父の会社で真面目に働いていた彼に何が起こったのか?最後の目撃者であるパート女性、元同じグループの男性、死んだ場所を聖地化する女性たちなど彼の死を利用しようとする人々の浅ましさや歪みが強烈でこちらまで引きずり込まれそうになる。そして待ち受ける驚愕の真相、とにかく衝撃的な1冊。2026/03/16
ごみごみ
53
解散から10年後に世間を賑わせた、男性アイドルグループの元メンバー殺人事件。彼の「死」を利用しようとする人々、それぞれの目線で話は進むが、生前の彼の姿はぼんやりとしたまま。「死人に口なし」とばかりに勝手に作り上げられていく虚構の世界。承認欲求は時に信じられないエネルギーを生み出し、大人たちをも衝動的に動かす。明らかになった事件の真相には驚かされたが、それよりも自分本位な奴ばかりの苦々しさと虚しさが残る。2026/03/10
mayu
34
タイトルが気になりすぎて手に取った本。アイドルグループの中でも目立たなかった元アイドル南田蒼太の事件をきっかけに蒼太の周辺人物からの視点での蒼太が描かれる。それぞれがそれぞれに自分の都合の良い解釈で彼を見ている歪んだ世界にゾワゾワする。最初の章からイヤミスってこれこれーな感じの雰囲気が漂う。読んでも読んでも囚われている人しか出てこない。南田蒼太の話を読んでいるのに一向に見えてこない空洞みたいな彼の印象が読み終えた後も強く残った。うわー…っと思いながらも一気読みな一冊。2026/03/04
aki
28
7人組の男性アイドルグループが解散し、存在感が1番薄かったメンバーが殺された事を発端に、関係者たち目線で語られていく。メンバーの腹の内も中々に黒さが出ているが、殺された蒼太が勤めていた製菓会社のパートの面々のアクの強いこと!笑。誰もが蒼太を通して自身の承認欲求の強さが滲み出ていて、当の蒼太のパートがない所が余計にその様をあぶり出していた。2026/03/01
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