出版社内容情報
祖母が畑で作っていた苺のやわらかさ、何に触れても心がヒリヒリとした中学生のころ、アルバイト先で出会った夫との恋、インフルエンザで入院した8歳の息子の体温。息苦しさを抱えていた少女は大人になり、毛糸と編み針を手に最初はおそるおそる、そして次第に胸を張って、人生を編みだしてゆく。誰のなかにもきっといる「あのころの少女」が顔を出す、珠玉のようにきらめくエッセイ集。
内容説明
祖母が畑で作っていた苺のやわらかさ、何に触れても心がヒリヒリとした中学生のころ、アルバイト先で出会った夫との恋、インフルエンザで入院した8歳の息子の体温。息苦しさを抱えていた少女は大人になり、毛糸と編み針を手に最初はおそるおそる、そして次第に胸を張って、人生を編みだしてゆく―。誰のなかにもきっといる「あのころの少女」が顔を出す、珠玉のようにきらめくエッセイ集。
目次
三國さん
腕時計
編みものこもの
たい焼き
父
母
ひろしおじ
魔法使いごっこ
たけばば
昼寝
人形遊び
ペーパードライバー
たけじじ
佐藤くん
早退癖
うさろうさん
キャンプ
妹と銀座
ヨソジイ
23歳〔ほか〕
著者等紹介
三國万里子[ミクニマリコ]
1971(昭和46)年、新潟県生れ。3歳で祖母より編みものの手ほどきを受け、長じて多くの洋書から世界のニットの歴史とテクニックを学ぶ。「気仙沼ニッティング」及び「Miknits」デザイナー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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