新潮文庫<br> ゆうべの食卓

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新潮文庫
ゆうべの食卓

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101058399
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

家族も、恋人も、友だちも、永遠には続かないけれど、ともに食卓を囲んだ記憶はいつまでも色褪せないーー。彼女との別れがきっかけでできたお弁当仲間、ひとり暮らし初心者の娘に伝授される母のグラタン、コンビニのおでんを分け合ったスイミングの帰り道、夫の前妻が残していったレシピブック。料理はお腹も心も満たしてくれる。大切な人とのかけがえのない時間を綴った心温まる短編集。


【目次】

内容説明

家族も、恋人も、友だちも、永遠には続かないけれど、ともに食卓を囲んだ記憶はいつまでも色褪せない―。彼女との別れがきっかけでできたお弁当仲間、ひとり暮らし初心者の娘に伝授される母のグラタン、コンビニのおでんを分け合ったスイミングの帰り道、夫の前妻が残していったレシピブック。料理はお腹も心も満たしてくれる。大切な人とのかけがえのない時間を綴った心温まる短編集。

著者等紹介

角田光代[カクタミツヨ]
1967(昭和42)年神奈川県生れ。魚座。早稲田大学第一文学部卒業。’90(平成2)年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。’96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、2003年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、’05年『対岸の彼女』で直木賞、’06年「ロック母」で川端康成文学賞、’07年『八日目の〓』で中央公論文芸賞、’11年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、’12年『紙の月』で柴田錬三郎賞、『かなたの子』で泉鏡花文学賞、’14年『私のなかの彼女』で河合隼雄物語賞、’21(令和3)年『源氏物語』訳で読売文学賞、’25年『方舟を燃やす』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

NAOAMI

12
同じ家族、視点の短編がさらに3つの掌編に分かれているという構成。雑誌連載における特殊な字数制限を諸ともせず書きこなすのは流石。しかも一つひとつが秀逸ならば言うことなし。家族・夫婦の在り方。友だち関係、姉妹関係など時の流れ方は様々ながら、時にコロナ禍の停滞を背景に交え、人生の機微が食を通して語られる。多少の鬱屈を抱えながらも決してネガティブにならず前向きに昇華していていく姿勢が好ましい。唯一男性視点の「~料理界」杉田氏の哲学的な一言に大いに納得。ボクも長年料理し続けているからね。共感度がドンズバ過ぎ(笑)。2026/03/02

時代

7
はい、ごちそうさまでした。オレンジページで連載していた連作短編集。全て食事がテーマで、心温まるお話の詰め合わせ。食事の良し悪しは誰と食べるかがウェイトを占めるね○2026/02/12

いっこ

6
家族関係や食生活の多様化という時代背景の下、いくつかの食卓の風景が描かれている。料理キットとかホットプレート料理、卓どんごはんなど、時短・手抜きというと抵抗がある人もいるだろうが、こんな風に紹介されたらやってみようと思う人も多いだろう。「帰り道の時間」では『方舟を燃やす』に出てきたような手抜きしないお母さんが登場。いくつかの章を使って、主人公たちの心の成長を描いているのがいい。2026/02/22

オールド・ボリシェビク

4
雑誌「オレンジページ」に連載された、食事と料理にまつわるお話。短編よりもさらに短いから読みやすさは群を抜く。コロナ禍に連氏が始まったので、当然、「あのころ」の雰囲気を漂わせつつの物語は、だいたい3話でひとつのまとまりとなっていて、家族それぞれの視線が交錯し、複眼的な面白さを持つ。されどまあ、その短さゆえに、物足りなさもあり、もう少しコクが欲しかったことも事実である。2026/02/25

Xi

2
角田さんと料理。それは間違いないに違いない!という確信を持って手に取った「ゆうべの食卓」。派手な料理はない。どちらかという「きのう何食べた?」系の日常の食卓だ。料理はなく食卓がメイン。コロナ禍の出口の見えない閉塞感があった。非常事態というより異常事態だった。それでも、食卓には何がしかの食べるものが並んだ。当たり前が当たり前じゃなくなり、そして、当たり前を取り戻す。食卓を囲むこと。それは家のありようだったり、家族のありようだったりする。2026/02/24

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