出版社内容情報
幕内 秀夫[マクウチ ヒデオ]
著・文・その他
内容説明
アトピー、アレルギー、成人病が蔓延する現代日本。肉類や乳製品を積極的に取り入れる欧米型の食生活で、丈夫な体が作れるのだろうか。便利だからといってファースト・フードや加工食品に依存していてよいのだろうか―。日本人の食生活の問題点を鋭くつき、風土に根ざした、伝統的な穀類中心の献立と調理方法をあらためて提唱する、「本当に健康になりたい人」のための栄養学。
目次
第1章 食生活の「五五年体制」崩壊へ
第2章 「栄養素信仰」の大罪
第3章 食源病時代の食事法
第4章 現代型栄養失調の改善策
第5章 FOODは風土が決める
第6章 食生活改善の主役はご飯
第7章 今、子どもと若い女性の「食生活」が危ない!
第8章 間違いだらけの食事常識
著者等紹介
幕内秀夫[マクウチヒデオ]
1953(昭和28)年茨城県生れ。東京農業大学栄養学科卒。管理栄養士。日本列島を歩いての縦断や横断を重ねた末に「FOODは風土」を提唱する。現在、フーズ&ヘルス研究所代表。帯津三敬病院、松柏堂医院などにおいて食事相談を担当
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aki319
15
あれも食べなきゃいけない、これも食べなきゃいけないというのはもうやめます。もっとシンプルに考えて、食べていけばいいんじゃんというのがよく分かりました。そもそも玄米好きなので、結構合っていそうです。2012/02/05
Carlos
14
中身は薄い。米を食べろってこと。2019/10/06
志
13
今ごろ読むことになってしまいましたが、幕内さんの本の中でも王道の本です。粗食をすすめる理由について、多方面から説明してくれています。幕内さんの本をたくさん読んでいるのに、それでも「いろんな食材をバランスよく食べなくては」という現代の栄養学に毒されているのか、食べすぎだと感じました。まだまだ模索中です。2015/10/19
kubottar
13
流行の糖質制限食と全くの逆で面白かった。糖質制限食では糖質類(ご飯や芋、パン)を極力減らし、その代わり副食の肉や野菜を増やす食事にすればみるみる痩せるといった考え方でしたが、こちらは主食であるご飯の量を増やし、その他の副食を減らすやり方。古来からの日本人の食べ方に回帰するので一日茶碗9杯を目指すやり方も面白い。ちょうど今日、米の消費量が過去最低という新聞記事を読んだので、ここは逆張りにしてご飯を増やす食生活にしてみよう。2012/08/27
還暦院erk
10
蔵書再読。先週から「18時間不食」を週2に増やしたが他の日も粗食に持っていきたいと思って手に取った。玄米や雑穀ごはん、わたしは結構好きなのにうちの旦那の歯が弱いので主食に出来ないのが残念…。まぁそれでもパンやパスタより米飯寄りに持っていきたいこれから。ところで、本書p18で1994年の100歳以上は約5600人とあったが、30年後の今、15倍くらい100歳以上のお年寄りいらっしゃるだろう。皆大正生まれ。大戦を生き延びた強靭な方々ばかり。むしろ「粗食でも死ななかった」強い人々だろうな。わたしらは難しい。2024/05/21