内容説明
えー、仕事柄、全国のお客様のもとに参ります。たまの休みには、ぶらり海外へ。いろんな事があります。キューバのカフェでサルサを踊り、石川の博物館の“スパイ大作戦”に仰天。北朝鮮のガイドには小噺を聞かせ、暴風雨の高知、決死の潜入。そうそう、不思議大国インドにゃしびれましたっけ。親友・春風亭昇太とのメヒコ道中も妙な具合ですが、驚きと笑いの旅は明日も続きます。
目次
旅まくらのまくら
キューバ、ブエナ・ビスタ
UFOの町の宇宙博物館
インドで志の輔も考えた
高知―点と線
北朝鮮のガイドさん
葬儀で落語を
ローマ、イスタンブール、駆け足の旅
雪や広島
夜空とピラミッド
落語会は中止
特別収録 志の輔・昇太、メヒコ漫才
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たらお
24
北海道はメロンの季節に志の輔が富良野にやってくる。今夏楽しんできました志の輔落語。古典落語の「千両みかん」と「へっつい幽霊」をやりました。志の輔の良さは、その声と間の取り方でしょうか。知っている噺であっても志の輔がおかしそうに話すとこちらも笑けてくる。そんな志の輔の公演のまくらをもとに書き下ろしたもの。これは志の輔が間を取りながら思わせっぷりに話したら絶対笑うだろうけど、文章に起こすと普通の旅話なんだよなぁ。でも、志の輔の声に置き換えたらおもしろいけど、志の輔の落語知らない人が読んだら、どう思うのかなぁ。2016/08/06
ひろ☆
21
志の輔節炸裂!まくらでの旅話を集めたもの。志の輔師匠の話しっぷりが浮かぶ。台風の話なんて、何回読んでも笑ってしまう。生で聞きに行きたい!2014/04/08
Tadashi_N
19
小噺のライブ感2016/04/21
りつこ
14
志の輔師匠の旅のまくらを集めたもの。文章で読んでも充分面白い。だから(爆笑)の記述は要らなかったなぁ、とそこだけちょっと残念。好奇心旺盛で面白がり家で、でも忙しい売れっ子だけあってやたらとせっかちなのもおかしい。こういうまくらをたっぷり聴ける志の輔師匠の落語会に行ってみたいなぁ。(なかなか気軽にまくらを振るような落語会が最近あんまりないような…)。2013/08/17
hakootoko
10
飛行機から砂漠を見てて、「誰か居たらどうしよう」って思って寝れなくなる話がすごく好き。2015/04/09