新潮文庫
あの夏を泳ぐ 天国の本屋

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  • サイズ 文庫判/ページ数 215p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101048253
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

水泳部OB会の日、不思議な書店に迷い込んだ麻子。やがてあの頃のまっすぐな思いを少しずつ取り戻していく――。シリーズ第4弾。

高校の水泳部でライバルだった麻子と朝子。足の遠のいていたOB会に久しぶりに参加する当日、麻子は見知らぬアロハシャツの男に導かれ、不思議な書店に迷い込む。店にいた2人の男に言われるまま、無理やり仕事を手伝わされていくうち、忘れかけたあの頃の思いが甦り始める。一方、朝子も、突然、高校時代の宝物を渡されて――。過去と現在、天国と現世が交じり合う奇跡の物語。

内容説明

高校の水泳部でライバルだった麻子と朝子。足の遠のいていたOB会に久しぶりに参加する当日、麻子は見知らぬアロハシャツの男に導かれ、不思議な書店に迷い込む。店にいた2人の男に言われるまま、無理やり仕事を手伝わされていくうち、忘れかけたあの頃の思いが甦り始める。一方、朝子も、突然、高校時代の宝物を渡されて―。過去と現在、天国と現世が交じり合う奇跡の物語。

著者等紹介

松久淳[マツヒサアツシ]
1968(昭和43)年東京都生れ

田中渉[タナカワタル]
1967(昭和42)年長野県生れ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

53
幾つになってもホワ~ンとした中にズンとした重みのある本に惹かれる。八角の屁をひろうとも「ミツコさん」にはなれないが。若い人にはこんな本を読んで欲しいと思う。人生なんて幾通りの道もある。いつかゴールにたどりつけばいい。焦ることないし、4作目ともなれば中に登場した本の数々を読んでみたり、誰かに読み聞かせてあげることで人生変わるかも(^^♪2016/06/29

ぶんこ

52
久しぶりの天国の本屋シリーズ。私にとっては2冊目でした。ちょっと勝気な麻子が、同じ名前、同じ部活、同じ女子寮の朝子に間違われて天国の本屋さんに連れてこられました。学生時代の部活仲間は特別な存在ですが、二人だけのライバルという立場は、かなりきついですね。卒業後に疎遠になったのも普通に有りなのではと思いつつ、ここまで重い意味があったとは。いささか傲慢だった麻子が、天国の本屋に来た事で変わっていくのが気持ちよくて、間違われてよかった。最後も爽やかなエンディングで、このシリーズを続けて読みたくなりました。2016/10/23

優希

44
不思議な本屋は忘れかけていたことが蘇るのですね。過去と現在を行き来する世界観が美しかったです。2023/09/08

Mumiu

43
整理できない気持ちと向き合うための「本屋」。いつかわたしも訪れることもあるだろうか。麻子と朝子、ふたりの高校時代の部活とコーチへの淡い気持ち、お互いへのライバル心を振り返る。ちょっと今のわたしが読むには甘酸っぱすぎたようだ。2015/05/30

ジュール リブレ

20
シリーズ読破したつもりだったけど見逃してた作品。久々に、この雰囲気を思い出してワクワクしながら。冬の寒い時期だけど夏の海の遠泳のシーンは涼しげで良い感じでした。2016/01/22

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