内容説明
人びとが理想に向かって力を合わせるならば、人間とは十分に何事かを成しうるのだ―豪雪と貧困に苦しむ東北の無医村、沢内村を日本一の福祉村に生まれ変わらせた村長、深沢晟雄。行政の使命は村民の幸福にありという信念のもと、乳児・老人医療の無料化に踏み切り、乳児死亡ゼロを達成した。自らの命尽きるまで村政一筋に生きた村長の生涯を描き、自治とは何かを問いかける傑作。
目次
序章 悲しみの雪
第1章 沢内の子
第2章 戦争
第3章 村への道
第4章 ブルドーザー村長
第5章 苦闘
第6章 生命行政
第7章 道標
第8章 村びとよ
終章 火を継いで
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