新潮文庫<br> 国道16号線―「日本」を創った道

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新潮文庫
国道16号線―「日本」を創った道

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101045610
  • NDC分類 685.213
  • Cコード C0125

出版社内容情報

横須賀から、横浜、町田、八王子、川越、柏などを経て木更津まで。東京をぐるりと囲む16号線エリア。約1100万人が住む一大経済圏である。旧石器時代から人々が集まり、二つの幕府の礎となった。絹の輸出で近代国家を支え、戦後はユーミンをはじめ新たな才能がここで育まれる。子供たちも増加し、未来へつながる道となった16号線、その秘密とは。胸躍る、新・日本文明論。

内容説明

横須賀から、横浜、町田、八王子、川越、柏などを経て木更津まで。東京をぐるりと囲む16号線エリア。約1100万人が住む一大経済圏である。旧石器時代から人々が集まり、二つの幕府の礎となった。絹の輸出で近代国家を支え、戦後はユーミンをはじめ新たな才能がここで育まれる。子供たちも増加し、未来へつながる道となった16号線。その秘密を「地形」から探ってゆく。胸躍る、新・日本文明論。

目次

第1章 なにしろ日本最強の郊外道路
第2章 16号線は地形である
第3章 戦後日本音楽のゆりかご
第4章 消された16号線―日本史の教科書と家康の「罠」
第5章 カイコとモスラと皇后と16号線
第6章 未来の子供とポケモンが育つ道

著者等紹介

柳瀬博一[ヤナセヒロイチ]
1964(昭和39)年、静岡県生れ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。慶應義塾大学卒業後、日経マグロウヒル社(現・日経BP社)に入社。「日経ビジネス」記者、単行本の編集、「日経ビジネスオンライン」のプロデューサーを務める。2018(平成30)年に退社し、現職に。’23(令和5)年、『国道16号線 「日本」を創った道』で手島精一記念研究賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

38
帯に書いてある「自分の町が好きになる本」。そのとおりだった。私も16号線を走るバスを12年使っていた。道幅が狭いのに国道!!なんて悪態をついていたこともある。運転するときとか怖かったから。でも、住んでいたころは道の歴史なんて考えたことも無かった。興味を持っていたらもっと楽しくまた有意義な暮らし方をしたかも。知っていて暮らすのとそうでないのとでは大違い。昔を懐かしんで大宮まで行ってみたくなった。そして川越、八王子にも足を延ばしたい。行ったことのない横須賀、木更津も。歴史が苦手な人の取っ掛かりになる本。2023/10/17

Inzaghico (Etsuko Oshita)

12
神奈川県横須賀市走水から、ぐるっと円を描くように東京を通って埼玉を通って終点は千葉県富津市だ。その国道16号線が日本を「創った」とはずいぶん大きく出たものじゃないか、とかねがね思っていた。読んでみると、たしかに江戸時代以前は、江戸(東京)よりも埼玉や千葉のほうが栄えていたとあり、16号線の地形のなせるわざだ、と知ってちょっと納得した。絹織物を支えた道路、そして現在はニューファミリー(死語?)を支えているのが16号線だ。2023/08/28

紫の煙

11
現代の16号沿線のカルチャーを描いた本だと思っていたら、はるかに真面目な内容だった。旧石器時代から、コロナ禍を経て子育て世代が増えている2020年代まで、16号周辺について大いに語られる。東京をぐるりと囲んでいるのだから、人口が多く、交通の要衝となるのは必然だろうが、魅力的な都市が多いのも事実だ。2023/08/24

ryo1

6
生まれた時から16号沿いに住んでいる者にとっては、この壮大な16号線ストーリーには感動すら覚えた。まあちょっと風呂敷を広げすぎた感はあるものの、関東をぐるっと1周するこの国道は、歴史を作ってきた道だし、現在の物流を支えいている道だと再確認できる。縦の歴史じゃなくて、横に広がる歴史書としても、再度16号線を愛するためにも、16号沿線に住む方は1度は読むことをお勧めしたい。ぶらっと一周の旅に出たくなりました。2023/09/13

なおこっか

4
国道16号エリアが日本の文明・文化・経済を形作ったと言われるとえらく大風呂敷を広げたものだと思うが、16号エリアが台地のヘリで、御し難い大河川ではなく小流域に恵まれ、石器時代・縄文時代・古墳時代からの遺構も残ると指摘されると成る程納得。流域の着眼点でそうとわかったが『生きのびるための流域思考』が大変有意義で面白かった岸由二氏の弟子筋。低地より飛行場に適した平らな台地に米軍基地が置かれ、そこから文化が広まったのもわかるが、やや我田引水感もあり。己の生まれ育ちが絹の道地域なので、記憶に照らし楽しく読んだ。2023/10/03

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