出版社内容情報
エベレスト山頂を眺めながら、この瞬間は二度と経験できないんだと思った。泣きたいくらい苦しいのに、それでもまたこの空間に身を置きたいと感じた――。旅を続けるのは自分の身体で世界を知りたいから。ガンジスの河口でカレーを味わい、カナダの森で松の香りをかぎ、知床の山でヒグマの足音を聞く。未知の風景を求め、そこだけに輝く一瞬を、撮って、?げた、かけがえのない7年の記録。
内容説明
ぼくは足を前に出しながら、この瞬間は二度と経験できないんだと思った。泣きたいくらい苦しいのに、それでもまたこの空間に身を置きたいと感じた―。旅を続けるのは、自分の身体で世界を知りたいから。ガンジスの河口でカレーを味わい、カナダの森で松の香りをかぎ、知床の山でヒグマの足音を聞く。未知の風景を求め、そこだけに輝く一瞬を、撮って、繋げた、かけがえのない7年の記録。
目次
ウサギ狩り
エベレストの犬
手で尻を拭く
最奥の国境
ガンジスの河口にて
片目しか見えない仮面
船で越えた国境
ミイラの少女
原発前のイノシシ
最高の登山〔ほか〕
著者等紹介
石川直樹[イシカワナオキ]
1977(昭和52)年、東京生れ。写真家。東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。2008(平成20)年『NEW DIMENSION』、『POLAR』で日本写真協会賞新人賞、講談社出版文化賞写真賞を受賞、’11年『CORONA』で土門拳賞、’20(令和2)年『EVEREST』、『まれびと』で日本写真協会賞作家賞を受賞。’08年に開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』ほか著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐島楓
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