内容説明
フランス。それはヨーロッパで最も魅力的な国。その歴史を詳しく知れば、旅の感動は何倍にも膨らみます。城壁の名残でたどる、パリの成り立ち。修道院から牢獄になったモン・サン・ミッシェル。美しい風光の中に、数多の物語を秘めて建つロワールの城々。中世の雰囲気を残すカルカソンヌ…。ロマンに満ちたフランスの町々へ、さあボン・ヴォワヤージュ。
目次
1 パリ(シテ島;セーヌ川の左岸 ほか)
2 ノルマンディー(ガイヤール城とルーアン、オンフルール;カーンとバイユー ほか)
3 ロワールの城めぐり(カペー家とプランタジネット家の歴史を追って;トゥールとその近辺 ほか)
4 プロヴァンスとラングドック(アルルとその近辺;レ・ボーとその近辺 ほか)
著者等紹介
紅山雪夫[ベニヤマユキオ]
1927(昭和2)年、大阪府豊中市生れ。旧制豊中中学、大検を経て、東大法学部卒業。日本旅行作家協会理事などを経験(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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雲をみるひと
2
紅山雪夫のものしり紀行シリーズのフランス編。古城紹介本にパリ紹介を増補したものとのことで、内容の大半は古城についてだが、シャンゼリゼ通りの成り立ちやボーキサイトの語源など目から鱗の情報も多数ある。全体的に大変面白い本で個人的にはシリーズ最高傑作だと思う。2018/06/21
オペラ座のカニ人
1
フランスの地方、ロワールやプロヴァンス等にある古城について全く知識がなかったので良かった。フランス革命とのつながりもあり楽しく読めた。ロードオブザリングの映画に出てきたいくつかの公国が思い浮かんだ。フランスの地方の知識を深めていきたい。2022/06/15
キノコ
1
フランスのお城が沢山出てきて、どれも訪ねて見たくなった。ゆっくり時間をとり旅行に出かけたくなる内容だった、お城は住まいには適してないことも解り冬には訪れたくないものです。2017/02/21
rbyawa
1
フランスの地のロマネスク建築の旅の本でも思ったけれど、フランスは多分、歴史をそのまま追うより時代順に階層のように重なる地域ごとで捉えたほうがいいんじゃないかと思う。あと宗教と、他国が絡んでどうしても難しい。簡単な紀行本だろうと思っていたら、非常にツボを付いた内容でびっくりした(地域ごと、他国の本も書いてる、宗教も語る)。2009/10/26
コホン
0
タイに旅行中の間、フランスについての本を読むという精神的に贅沢なことをした。逆に、本の内容より、その時のタイのことを思い出したりして・・・。ちょっと珍し目のところにも触れているので、一般的なフランスについての本よりは読み甲斐ありでした。2013/01/18