新潮文庫<br> MISSING 失われているもの

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新潮文庫
MISSING 失われているもの

  • 村上 龍【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 新潮社(2022/10発売)
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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101042619
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

猫から「あの女を捜すんだ」と言われた小説家の「わたし」。女の正体は、若き女優・真理子だった。彼女とともに「過去へ向かう電車」に乗り込むと、驚きの変化が。そして、真理子との再会をきっかけに、かつての自分を見つめる「母」の声が聞こえるようになり……シェパードの子犬、日曜日の図書室、中学生の時の作文、デビュー作となった小説。作家としての自らのルーツへと迫る、傑作長編小説。

内容説明

猫から「あの女を捜すんだ」と言われた小説家の「わたし」。女の正体は、若き女優・真理子だった。彼女とともに「過去へ向かう電車」に乗り込むと、驚きの変化が起こる。そして、真理子との再会をきっかけに、かつての自分を見つめる「母」の声が聞こえ始め…シェパードの子犬、日曜日の図書室、中学生の時の作文、デビュー作となった小説。作家としての自らのルーツへと迫る、傑作長編小説。

著者等紹介

村上龍[ムラカミリュウ]
1952(昭和27)年、長崎県佐世保市生れ。武蔵野美術大学中退。大学在学中の’76年『限りなく透明に近いブルー』で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。’81年『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、’98(平成10)年『インザ・ミソスープ』で読売文学賞、2000年『共生虫』で谷崎潤一郎賞、’05年『半島を出よ』で毎日出版文化賞、野間文芸賞、’11年『歌うクジラ』で毎日芸術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

62
不安定な空気感に、自分は何処へ行ってしまうのか不安になりました。過去を見つめていくことで聞こえる「母」の声。かつての自分を暗示しているのでしょうね。現在から過去へ。龍さんの原点はここにあるのかもしれません。2022/10/23

いっち

41
村上龍さんの私小説的小説として読んだ。中学生のとき、作文(タイトル『初恋と美』)で市長賞をもらったこと。デビュー前、小説が書けないとき、「誰かを、何かを殺さなければ」と思っていたこと。原稿用紙の端に、小さな虫を見つけ、殺さずに、どう描写しようかと観察したところ、筆が乗って『限りなく透明に近いブルー』になったこと。人生最大の失敗が、作家として成功する前に付き合っていた女性と別れてしまったこと。タイトルの「失われているもの」とは一体何か。失われているものを取り戻すことはできない。記憶を思い返し、解釈していく。2022/10/28

ゆきらぱ

32
カバーの装画に惹かれて購入。見ると、村上龍自身の装画でした 美しい品のある女性。 とても不思議な不思議な小説でした◇明らかに作者は鬱を患っているようだが、なぜ精神科医は何度もあなたは違いますとはっきり言うのだろう◇そもそもこんなにも鋭い精神科医(母親の診察にしても)はいるのか◇作者は父親を嫌っているというよりも畏れているのかもしれない◇声ー私自身も母が亡くなっても忘れず体の奥に残っている感じで再生される時があるので、声の不思議さも思った。2022/10/15

501

17
老いたなぁ。エネルギーに満ちた文章は影を潜め、自分の内側をじっと見つめるような(今までの作品に比べ)静謐な作品。久しぶりの新作でわくわく感ががあったが、終始感じたのは老いたなぁ、という感想。そう思いつつ、年をとるというのは怖い、というのをひしひしと実感しつつある自分に重なる。2022/10/11

kieth文

16
村上龍さん久しぶり。 五里霧中といった感じで過去なのか夢の中なのか、、、彷徨う。 抑うつに纏わりつかれるようになってからの潜在意識も含めた回想録、、、“母“が常に傍らにいた。"母"の追想は“わたし“を大切に包み込み、安らぎを与えていた。父親に対するキッパリとしたスタンスはその対極にある。 この物語はご自身の事であり、ここまで作家としての苦悩を赤裸々に描くのは勇気のいる事だと思う。最新作も読みたい。2023/08/05

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