出版社内容情報
ダーウィン進化論ではすべての進化を説明できない。話題の生物学者が巨大な通説=ダーウィン進化論に正面から切り込む刺激的論考。
ダーウィン以来の、突然変異や自然選択に基づく進化論は、蛾の翅(はね)の色や鳥のくちばしの大小の違いなど、小さな変化しかカバーできず、種を超えた大進化を説明できない。伝統的な進化論の盲点と限界を示し、著者が年来の主張とする形態形成システムの変更に生物進化の核心をみる画期的論考。信仰と化した学問的通説に正面から切り込み、科学的認識の大転換を迫る。
内容説明
ダーウィン以来の、突然変異や自然選択に基づく進化論は、蛾の翅の色や鳥のくちばしの大小の違いなど、小さな変化しかカバーできず、種を超えた大進化を説明できない―。伝統的な進化論の盲点と限界を示し、著者が年来の主張とする「形態形成システムの変更」に生物進化の核心をみる画期的論考。信仰と化した学問上の通説に正面から切り込み、科学的認識の大転換を迫る。
目次
第1章 進化論の歩み―ダーウィンは何を間違えたのか(進化論のあけぼの;ラマルクの進化論;ダーウィンの進化論 ほか)
第2章 進化機構論―ゲノム解読をしても生物の仕組みがわからないのはなぜか(システムとしてのゲノムと細胞;DNAのメチル化;ヒストンたんぱく質によるDNAの転写制御 ほか)
第3章 進化論の最前線―大進化の原因は何なのか(突然変異と自然選択による進化;形はどのように進化するのか;表現型多型と形態の進化 ほか)
著者等紹介
池田清彦[イケダキヨヒコ]
1947(昭和22)年、東京生れ。東京教育大学理学部卒業。東京都立大学大学院生物学専攻博士課程修了。山梨大学教育人間科学部教授を経て、2004(平成16)年4月より早稲田大学国際教養学部教授。構造主義生物学の地平から、多分野にわたって評論活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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