内容説明
古街道をはさんで小さな旅籠屋が数珠玉のように続く宮城県・七ヶ宿。人口３万７０００の町に２，５００棟の土蔵が軒をつらねる蔵の町、福島県・喜多方。海岸線に舟小屋がびっりしならぶ京都府・伊根の壮観さ。建築家の著者が全国各地にかろうじて残る古い町並みと民家を訪ね歩いた膨大な記録から２６か所を選び、繊細な自筆スケッチとともに歴史に裏打ちされた深い味わいを伝えるユニークな紀行。
目次
小樽
黒石
羽黒手向
七ヶ宿
喜多方
佐原
稲荷山
大平
大湫
井波
菅浦
伊根
伏見
大宇陀
城崎
鞆
吹屋
大森
祝島
引田
安芸
宇和
杵築
佐賀
厳原
崎津
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユー
3
建築家視点の紀行文。メジャーな箇所もあれば、意外と知られていない町並みもあります。文章よりも自筆スケッチの方が気になります。2017/07/12
Gen Kato
2
単行本がまる30年前の刊行。小樽、黒石にはじまり厳原、崎津に終わる、ここで書かれた町並みは、現在ではほとんど失われているんじゃないでしょうか…2014/05/06
