新潮文庫<br> 小僧の神様/城の崎にて (改版)

個数:
  • ポイントキャンペーン

新潮文庫
小僧の神様/城の崎にて (改版)

  • 志賀直哉
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 新潮社(2005/04発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 10pt
  • ウェブストアに87冊在庫がございます。(2024年04月29日 20時24分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 331p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101030050
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

円熟期の作品から厳選された短編集。交通事故の予後療養に赴いた折の実際の出来事を清澄な目で凝視した「城の崎にて」等18編。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

543
帰国中に出先で何気なくつけたTVでやっていたNHKの「文豪温泉」〜いやぁ素敵な番組だった〜で取り上げられていたこちらを再読したく、駆け込んだ書店で手に入れたもの。短編集なので、寝る前に少しずつ読んだ。どれにも作者の死生観というか、生きていく上でのやるせなさとかが、ひしと伝わってくるような。中でも表題作二作は光っている。『小僧の』は、ひょっとしたら私小説?作家ではあるが特権階級である身の上を描いたものか。(『小僧の』の〆)自身によるお茶目な後書きも楽しい。「文豪温泉」、日本にいたら毎回観ることができるのに。2023/08/09

mura_海竜

148
【読みたい本読了】何故か本棚にあった。志賀さんは初読(学校で読んだことがあったかもしれない)。ある著名人がとても綺麗な文章を書く人と言っていた。短編集。表題作2編はよかった。「佐々木の場合」が1番良かった。簡潔で昔の表現もあり、慣れないと、きっと、読み落としも多いだろうと思う。2016/07/02

Miyoshi Hirotaka

132
少年の淡い恋が不発だったことがラストで分かる「と、日記には書いておこう」という龍角散のCMの名台詞。この起源は大正時代にあった。小僧の身分では一貫ですら手が届かなかった鮪の鮨。その様子を偶然に目にした奇特な紳士が腹いっぱい食べさせてくれた。以来、悲しいことや苦しいことがあってもいつかは思わぬ恵みを持ってきてくれることを信じ続けた。ところが、その客がでたらめに書いた住所には稲荷の祠があるだけ、というオチは書こうと思ったが少年が可哀想で書けなかったと筆をおく。登場人物に対する深い愛情と思い入れが魅力の短編集。2015/04/26

新地学@児童書病発動中

131
大ファンの太宰治の天敵なので読むのを避けてきたが、そんな心の狭いことではいかん!と思い、手に取ってみた。文章がうまいと思う。無造作に書かれているようで、隅々まで気配りがされて、人肌のぬくもりがある。蜂や鼠といった動物の交感に東洋的な感性を感じる「城の崎にて」と、自分の不倫のことを率直に表現した「瑣事」以降の作品が好みだった。2014/09/25

ケイ

126
『城の崎にて』のみ再読。城崎温泉の様子がよくわかり情景が浮かぶ。いまも残る、温泉街でありながらさらっとした感じは、自省しやすい環境だったのだろう。電車にひかれて大怪我を負い、九死に一生を得た作者は、ふと目にしたことで生と死について考える。短いが美しく、切ない文章だ。彼に死を強く意識させたのは、蜂や鼠やイモリだった。その死の一つに自分が思わず関わってしまったことへのたじろぎは、彼自身があった事故による精神的な傷が表面にでてきたということではないか、と思う。2014/10/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/570675
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。