新潮文庫<br> 木挽町のあだ討ち

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新潮文庫
木挽町のあだ討ち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101028835
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

雪の夜、木挽町の芝居小屋の裏手で、菊之助なる若衆が果たした見事な仇討。白装束を血に染めて掲げたるは父の仇、作兵衛の首級(しるし)。二年後。目撃者を訪ねる武士が現れた。元幇間、立師、衣装部屋の女形……。皆、世の中で居場所を失い、悪所に救われた者ばかり。「立派な仇討」と語られるあの夜の〈真実〉とは。人の情けと驚きの仕掛けが、清々しい感動を呼ぶ直木賞・山本周五郎賞受賞作品。


【目次】

内容説明

雪の夜、木挽町の芝居小屋の裏手で、菊之助なる若衆が果たした見事な仇討。白装束を血に染めて掲げたるは父の仇、作兵衛の首級。二年後。目撃者を訪ねる武士が現れた。元幇間、立師、衣装部屋の女形…。皆、世の中で居場所を失い、悪所に救われた者ばかり。「立派な仇討」と語られるあの夜の〈真実〉とは。人の情けと驚きの仕掛けが、清々しい感動を呼ぶ直木賞・山本周五郎賞受賞作品。

著者等紹介

永井紗耶子[ナガイサヤコ]
1977(昭和52)年、神奈川県生れ。慶應義塾大学文学部卒。新聞記者を経て、フリーランスライターとなり、新聞、雑誌などで幅広く活躍。2010(平成22)年、『絡繰り心中』で小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー。’20(令和2)年に刊行した『商う狼江戸商人 杉本茂十郎』は、細谷正充賞と、本屋が選ぶ時代小説大賞、’21年、新田次郎文学賞を受賞した。’23年、『木挽町のあだ討ち』で山本周五郎賞、直木賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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セシルの夕陽

54
あー、面白かった! 決着の予想はついたが、そんなことは些細なこと。江戸後期、芝居町の木挽町であった仇討ち。国元から江戸へ来た菊之助が、父の仇:作兵衛を斬った事件。2年後に詳細を検証したいと来た武士。その武士に、仇討ちの様を5人の語り部たちが証言する。武士の道を貫く人、武士を捨てた人、身分が低いとされた人。それぞれの人生物語も話を盛り上げる。人外・悪所といわれていた芝居町が、敷居が高い歌舞伎へとつながり、梨園と呼ばれ一目おかれている昨今も興味深い。何度か目頭が熱くなった、清々しい読了感✨ 直木賞受賞作⭐️2025/11/12

背番号10@せばてん。

54
【2023_直木賞】【2023_山本周五郎賞】時は江戸、家斉の頃。睦月晦日の戌の刻、芝居小屋の裏手にて、一件の仇討あり。作者はある人物を聴き役に立て、仇討の目撃譚と、悪所と呼ばれる芝居小屋の裏方たちの、来し方を映しています。第一幕で木戸芸者の出自に話しが流れた時は、戸惑いもありましたが、どの語りも味わい深く、中でも小道具久蔵の第四幕が印象に残ります。はたして結びで明らかになるタイトルの意味。「何人聞いても同じことだよ。あれは立派な仇討だった ──」 首級を揚げる宵闇の刻。談はからくり情けのあだを。2025/10/27

ペグ

47
死んだら皆、骨になる〜。だからこそ精一杯生きる。軽く感じる話し言葉の中に潜む人生の諸々。すとん!と腑に落ちる最後❗️人情味あふれるこの小説、すごく良かった❗️2025/10/17

piro

40
木挽町の芝居小屋裏で起きた「あだ討ち」。父の仇・作兵衛を討った菊之助について芝居小屋の関係者達5人が順に語る展開で話が進みます。予想外のミステリー、そして幕(章)を追うごとに印象が変わり、次第に明らかになっていくあだ討ちの背景に引き寄せられました。菊之助に関わった人々が襷を受け渡す様に経緯を語る訳、彼らの来歴までが詳細に語られる訳、そしてタイトルの意味。全てが最終章で明らかになる爽快さは「お見事」としか言いようがありません。江戸の人々の人情と気概も心地良い物語。直木賞受賞も納得です。2025/10/22

エドワード

28
江戸幕府は父や兄など尊属を殺害された場合のみ、仇討ちを公認していた。仇討ちは届出制で、事が成った時は現地の役人の検分を経て、仇討ちと認められた。仇討ちが成就しない限り藩に帰参できない決まりであった。そこで、物語。木挽町芝居小屋の裏手で仇討ちあり。伊納菊之助が父の仇、作兵衛を斬る。二年経ち、ある武家が芝居小屋・森田座の面々に話を聞く。木戸芸者の一八、殺陣師の与三郎、裁縫師のほたる、小道具の久蔵、戯作者の文治。あの仇討ちは不自然、出来すぎている。大江戸ミステリーの開幕だ。作兵衛は何故菊之助の父を斬ったのか?2025/11/07

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