内容説明
誰しも苦手な人がいる。酒癖の悪い人もいる。一方で、ウマの合う人がいる。社会で生きるということは、様々な人たちと、時には自分を殺して、時には少し遠ざけて、上手にやっていくことかも知れない。博覧強記の教養人河盛好蔵が古今東西の偉人先賢先哲の名言やエピソードとともに人づき合いの極意を開陳した本書は人生のバイブルとして昭和の大ベストセラーとなった。待望の注釈付新装復刊。
目次
イヤなやつ
秀才気質
つき合いのいい人
名もない虫
割勘について
悪口について
物くるる友
他人の秘密
話題について
酒の飲みかた
時間を守ること
言葉づかい
二人の友
中身と額縁
古い友、新しい友
礼儀について
虫のいどころ
おせじについて
父親とのつき合い
師弟のつき合い
兄弟のつき合い
親友について
ライヴァルについて
友達のできない人
よき隣人
母親について
ガールフレンド
遠来の客
金銭について
旅の道づれ
悪友に手を出すな
約束について
エスプリとユーモア
喧嘩について
紙上でのつき合い
著者等紹介
河盛好蔵[カワモリヨシゾウ]
大阪府堺市生れ。1928(昭和3)年から二年間フランスに留学、主にモラリスト文学を研究。帰国後、長らく東京教育大、共立女子大等で教鞭をとる。モロワをはじめとする多数の訳業のほか、明朗・快活な人生論、女性論で人気を博した。代表作には『フランス文壇史』(読売文学賞)、『パリの憂愁』(大佛次郎賞)、『藤村のパリ』(読売文学賞)等。’88年、文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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