新潮文庫<br> ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

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新潮文庫
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101017525
  • NDC分類 376.3
  • Cコード C0195

出版社内容情報


【紀伊國屋書店チャンネル】

人種も貧富の差もごちゃまぜの元底辺中学校に通い始めたぼく。人種差別丸出しの移民の子、アフリカからきたばかりの少女やジェンダーに悩むサッカー小僧。まるで世界の縮図のようなこの学校では、いろいろあって当たり前、みんなぼくの大切な友だちなんだ――。ぼくとパンクな母ちゃんは、ともに考え、ともに悩み、毎日を乗り越えていく。最後はホロリと涙のこぼれる感動のリアルストーリー。

内容説明

人種も貧富の差もごちゃまぜの元底辺中学校に通い始めたぼく。人種差別丸出しの移民の子、アフリカからきたばかりの少女やジェンダーに悩むサッカー小僧。まるで世界の縮図のようなこの学校では、いろいろあって当たり前、みんなぼくの大切な友だちなんだ―。ぼくとパンクな母ちゃんは、ともに考え、ともに悩み、毎日を乗り越えていく。最後はホロリと涙のこぼれる感動のリアルストーリー。Yahoo!ニュース|本屋大賞2019ノンフィクション本大賞受賞。

目次

元底辺中学校への道
「glee/グリー」みたいな新学期
バッドでラップなクリスマス
スクール・ポリティクス
誰かの靴を履いてみること
プールサイドのあちら側とこちら側
ユニフォーム・ブギ
クールなのかジャパン
地雷だらけの多様性ワールド
母ちゃんの国にて
未来は君らの手の中
フォスター・チルドレンズ・ストーリー
いじめと皆勤賞のはざま
アイデンティティ熱のゆくえ
存在の耐えられない格差
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとグリーン

著者等紹介

ブレイディみかこ[ブレイディミカコ]
1965(昭和40)年福岡生れ。県立修猷館高校卒。音楽好きが高じてアルバイトと渡英を繰り返し、’96(平成8)年から英国ブライトン在住。ロンドンの日系企業で数年間勤務したのち英国で保育士資格を取得、「最底辺保育所」で働きながらライター活動を開始。2017年『子どもたちの階級闘争』で新潮ドキュメント賞を、’19(令和元)年『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』でYahoo!ニュース|本屋大賞2019年ノンフィクション本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ろくせい@やまもとかねよし

413
英国ブライトン在中の女性が綴る随筆。英国の中学校は11〜16歳までの5年間。アイルランド人の夫との息子が進学以来 、彼の学校に関わる出来事などを綴る。「底辺学校」と過激な言葉で始めるが、東洋人に対する「チンク」「チンキー」や南アジア人や中東人に対する「パキ」を批判的に捉えるなど、本書主張を捉えることが難しい印象。一方、自己確立に悩む難しい子育て時期の教育面から彼女は息子を極めて健やかなに生育していることが窺える。初めて知った「foster family」。「里親」が直接的な表現をしていないのはなぜだろう。2022/01/04

エドワード

311
イギリス南部ブライトンに住む日本人の母とアイルランド人の父を持つ中学生の息子さんの喜怒哀楽に満ちた日々を、母親のみかこさんの視点から眺める。中学校の様々な行事、ミュージカル、音楽会、水泳大会等からイギリス社会もとい世界に渦巻く、日本にいては到底気づかない、貧困や格差や分断や差別や偏見が垣間見える。彼はイギリスではチンクと蔑称され、日本に帰省すればガイジンと蔑称される。レイシズム、多様性世界の地雷が身近に転がっている。そんな現実の中、子供の素直な心に感動し、真っ直ぐ前を向いて生きていく親子を応援したくなる。2021/08/08

おたま

293
読書会の課題本。以前からどんな本か気になっていたけれど、読書会のおかげで読むことができた。そして、読んでよかった。イギリスのブライトンで保育士をしているブレイディみかこさんと、元底辺公立中学校に入学した息子さんが体験したことが書かれている。そこには様々な問題が潜んでいる。経済格差、そこからの教育格差、人種差別、LGBTQの問題等々。それらの問題にブレイディさんは決して現実から遊離しない言葉で、だがしかし、流されない言葉で関わっていく。平易な言葉遣いながら、読者を様々な問題に直面させてくれる。そこが魅力的。2021/11/14

あきら

274
とても率直に勉強になりました。 きっと彼が自分の息子だとして、同じ発言、行動を自分がああやって解釈できるのか?って考えた時に、改めて無知であることに気付いたな、と思いました。 多様性、、分かっていた気になっていたことが腑に落ちる。 あの人とか、いつかの自分とか、色んな人に読んでもらいたいなあ。2021/10/23

yoshida

240
イギリスの元底辺中学の生徒の日常を通じ、差別や格差、多様性を描いたノンフィクション。少年は日本人の母とアイルランド人の父を持つ。実際、移民の少ない日本では差別や偏見の実感は乏しい。イギリスでは多様な移民が暮らす。東欧、中東、アジア等、様々なルーツを持つ人々。更には日本ではピンとこない「階級」も市民間にはある。経済格差も広がり、子供に影響が出る。お昼代がない、制服の買替えが出来ない。教師が自費で助ける例が記載される。本来、国家が行うことを教師が動く精神は素晴らしい。様々な知見が広がり、考えさせられる作品だ。2021/07/14

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