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新潮文庫
あなたは、なぜ、つながれないのか―ラポールと身体知

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  • サイズ 文庫判/ページ数 310p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101016917
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0111

内容説明

他人が怖い、わからない。大学時代に引きこもり心身の変調に苦しんだ著者は、路上ナンパに活路を探ろうと、その後、一転欲望に溺れる日々を送る。同時にカウンセリングの知識も深めるうち、いずれの生活でも絶えず過度の緊張にしばられた自分に気づく。生きにくさの正体は何か。独善に逃げたがる心をみつめ、身体と心をフラットに結ぶボディーワークから、他人と深く理解しあう道を探る。孤立の罠から人生を取り戻すたったひとつの方法。

目次

第1章 ありふれた日常には特別な発見がある
第2章 僕はコミュニケーションが苦手だった
第3章 コミュニケーションを見直すいくつかの方法について
第4章 同調がわかるとコミュニケーションが変わる
第5章 自分自身で変化を生み出すシステム
第6章 トランスを「生きるための技術」として考える
第7章 騙すこと、依存させること
第8章 人の話を聴くということ

著者等紹介

高石宏輔[タカイシヒロスケ]
1980(昭和55)年生れ。慶應義塾大学文学部仏文専攻中退。在学中からカウンセリングのトレーニングを受け始める。その後、スカウトマンを経てカウンセラーとして活動を開始。路上ナンパ講習も始める。2010(平成22)年からコミュニケーションについての独自のワークショップを開催し現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゅんさん

37
読友さんのレビューで気になり読んでみた。なかなかテクニカルな内容が多く実践するのは難しそうだけど、“相手に対して、あぁ分かるなぁと共感したとき、分かってないと思った方がいい”などハッとさせられるような言葉がいくつかあって良かった。わたしは自分の繊細さが嫌で苦しかったけど、この性質を活かして生きたい、と思えたことはかなりの収穫だと思う。2020/06/08

りー

27
僕たちは社会の中に生きるうちに、いつの間にかこの世界は自分とは関係のない力学…相対性理論だとか熱力学だとか、同調圧力だとか成功法則だとか…なんだかそういうすごく偉い法則で動いていると勘違いしてしまっていて、それらをコントロールすることが上手く生きる事だと思い込んでいた。だけど自分の感覚、特に大人になると目を逸らしがちな自分の身体知をきちんと認識することこそが、上手く生きる事の本質に触れる手段だった。本書はその言葉にし難い命題を丁寧に丁寧に解きほぐしてくれている。何度も読み返す価値のある名著。2020/05/12

19
おそらく自分史上、もっとも付箋を貼った本になった。2020/01/12

ハイちん

18
[すべてを感じろ。まずは自分の心と身体から。他者を感じる技術は実践で磨け]コミュニケーションスキルをとるための「具体的な方法」を書いてくれて、しかもコミュニケーションの「トレーニング方法」まで書いてくれている。トレーニングを続けていけば、いつか人並みにコミュニケーションができるようになるかもと希望を持たせてくれた良い本。コミュニケーションには、脳の処理能力を上げる必要がある。処理能力は本書のトレーニングで向上するとのことで是非とも取り組みたい。自分自身の感覚を鋭く磨いて他者と「同調」できるようになりたい。2020/02/13

ハイちん

14
再読。他者とコミュニケーションをとるときには、自分と相手の状態を注意深く感じる必要がある。心が緊張し自分のことでいっぱいいっぱいになっていないか。癖で動いていたりパターンで動いて相手のことを置き去りにしていないか。他者とのコミュニケーションを通して自分自身の身体の感覚を味わい対話から生じた感情を知覚しながら、自分と交わることで他者の心と身体に生じた感覚を感じる。本書で提示されるコミュニケーションは、お互いが勝手に作った頑なさからの解放が描かれている。そんなコミュニケーションをいつかとってみたいな。2023/05/09

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