新潮文庫<br> あらくれ (42刷改版)

  • ポイントキャンペーン

新潮文庫
あらくれ (42刷改版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 254p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101012025
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

冬見

12
与えられた道の中で最大限の我を通し駆けて行く女の物語。本作は第一次世界大戦が勃発した1915年(大正4年)に発表された作品だが、1911年『青踏』発刊『或る女のグリンプス』連載スタート『人形の家』初演、1912年読売新聞にて与謝野晶子『新しい女』連載スタート、1919年『或る女』発刊と新婦人協会設立……ということを考えると、お島のキャラクターがそれまでの秋声ヒロインと根本的に違うことも頷ける。とは言うものの、家や性別、社会の目に縛られ、選択の余地なく進む道を一方的に決められる点は変わらない。2019/04/28

なおぱんだ

0
自然主義文学と言えば、身近で有名な島崎藤村や田山花袋などの作品を読んできましたが、私は好きなジャンルですね。この作品は、自然主義文学が斜陽化し始めたころに新聞に連載された作品ですが、自立心の強い円熟した女性の半生を赤裸々に描いたもので、本能でありながらタブーであった女性の性的な感情が間接的な表現で描かれており、文章の合間に艶っぽさが感じられる作品に仕上がっています。2016/01/06

ともなりたすく

0
特務司書なんで、文豪の作品なんか読んどかなきゃなあっていう使命感から、青空文庫ので適当に選んだ本がコレなんですよ。コレだったんですよ。まさか…こういう…内容だなんて…知らなかったん…ですよ…クッソ秋声クッソ(表現できないこの気持ち)(過去の読書履歴を参照してください)(特に先月あたりとか6月ごろとか)2018/09/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/634762
  • ご注意事項

最近チェックした商品