新潮文庫
それはまだヒミツ―少年少女の物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 315p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101002323
  • NDC分類 913.8
  • Cコード C0193

出版社内容情報

いやなことも、楽しいことも、まとめてひとつ――。苛立ちや葛藤、そして歓びに満ちた若者の心をリアルに描く、傑作アンソロジー。

いやなことも、楽しいことも、まとめてひとつ――。男ばかり四人兄弟のぼくをいつも受け入れてくれた、おばの死。担任に言われてバスケの試合にしぶしぶ出した、どんくさいクラスメートのフリースロー。8年前におぼれて死んだ少年と出くわした夏のプール。毎晩立て続けに見る、いやな夢……。苛立ちや葛藤、そして歓び。生命力に満ちた10代の心をリアルに描く傑作アンソロジー。

内容説明

いやなことも、楽しいことも、まとめてひとつ―。男ばかり四人兄弟のぼくをいつも受け入れてくれた、おばの死。担任に言われてバスケの試合にしぶしぶ出した、どんくさいクラスメートのフリースロー。八年前におぼれて死んだ少年と出くわした夏のプール。毎晩立て続けに見る、いやな夢…。苛立ちや葛藤、そして歓び。生命力に満ち溢れた十代の心をリアルに描く傑作アンソロジー。

著者等紹介

今江祥智[イマエヨシトモ]
1932(昭和7)年大阪市生まれ。同志社大学英文科卒。中学教員の傍ら、’60年に『山のむこうは青い海だった』を刊行。その後編集者、大学教員などを経ながら、多くの作品を発表。’66年『海の日曜日』で産経児童出版文化賞、’73年『ぼんぼん』で日本児童文学者協会賞、’76年『兄貴』で野間児童文芸賞を受賞。’81年には児童文学誌「飛ぶ教室」を創刊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

亀野亜祐美

10
こういうアンソロジーの短編であたらしく作家を好きになることは、とてもいいことだ。 2013/08/03

きょう

9
夢枕獏さんの作品、小説を読み慣れない年頃の自分が読んだらどう感じたかなと思いました。江國香織さんの作品は、男の子のお話のせいか母目線で読んでしまいました。あと8年、なんて言わないで…。薄れていったのは”成仏”であって欲しいです。亡くした子供が、1人きりでコケむし(っ)てるなんて、辛すぎる。生前のことはあっさり忘れて、誰かの子供に生まれ変わって愛されていて欲しいです。まさはるも「大人の好きな子供」でなくても母に愛されているのです。2022/11/23

rin

9
★★★★…それぞれの作家さんが書く少年少女の光と影。キラキラしてるだけが少年少女じゃない。時には悩むし、イライラだってする。そんなあの頃の懐かしい空気を感じながら読了。特に良かったのは、石井睦美さん、岡田淳さん、江國香織さん、俵万智さん、今江祥智さん。中高生にもおすすめだし、かつて少年少女だった大人にもおすすめの一冊。2014/09/10

ひよこ

4
アンソロジーですが、著者の顔ぶれが面白い。俵万智、長新太、夢枕獏、江國香織といった人達の小説が1冊で読めるなんて。2012/03/10

牛乳

3
大好きな、新潮現代童話館1、2からの再編ということで購入。やはり、どれを読んでも面白かった。新潮現代童話館に収録されてる童話で、ここに収録されていない童話もたくさんあるので、これを読んで面白いと思った人には、ぜひ先の本も読んでほしい。2012/04/14

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